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2014.10.26

滅多に体験できないホドラー、ココシュカ!

Img     ホドラーの‘真実、第二ヴァージョン’(1903年)

Img_0001     ココシュカの‘恋人と猫’(1917年)

Img_0002     ムンクの‘冬の坂’(1900年)

Img_0003     キルヒナーの‘小川の流れる森の風景’(1925~26年)

何年か先に計画しているスイス美術館めぐりのなかにはチューリヒ美はもちろん入っている。でも、国立新美の‘チューリヒ美展’(9/25~12/15)をみてしまったから、もう訪問しなくてもいいのかなとも思ってしまう。それくらい今回やって来た作品はいいものが揃っている。

美術本、例えばTASCHENなどでこの美術館の名前がでてきくるのはモネ、セザンヌ、シャガール、アンリ・ルソー、ダリ、この知ってる作品が今回全部展示された。これだけで腹は満腹になるが、ほかにもスイスの美術館ならではの充実したコレクションが目の前に現れた。

それはスイス生まれのホドラー、ヴァロットン、ジャコメッティ、そしてオーストリア人のココシュカ。このなかでホドラー(1853~1918)とジャコメッティは一度回顧展を体験したので目が少し慣れている。ホドラーの‘真実、第二ヴァージョン’は2008年オルセーであった大回顧展でお目にかかった。

このとき手に入れた図録はフランス語版、そのためホドラーの作品は目に焼きついているがどんな画家人生だったのかは頭に入ってない。唯一わかっているのはかつてクリムト本を読んだときにでてきた‘パラレリズム(平行主義)’のことだけ。で、それを頼りに人物画2点と風景画4点を楽しんだ。ホドラーについては西洋美で今行われている展覧会の感想記でまたふれたい。

今回気分がハイになったのがココシュカ(1886~1980)、この画家の作品をみる機会は本当に少ない、これまでみたのはせいぜい両手くらい。だから、ここで5点もお目にかかったのはひとつの‘事件’、‘プット―とウサギのいる静物画’では兎の前にいるものが何であるか隣の方といろいろ想像し合った。右にいるのは犬、そして左は山羊、当たっている?

白の荒々しい太い線が印象的な‘恋人と猫’がこれまでみたココシュカの人物像のイメージと重なり合う。じっとみていると、ゴッホの描いた自画像(オルセー美蔵)が頭をよぎる。そして、色が明快な風景画‘モンタナの風景’にも大変魅了された。いつかココシュカ展に遭遇したい。なんでもかんでもBunkamuraにすぐお願いしたくなる。

4点あったムンク(1863~1944)の‘冬の坂’とキルヒナー(1880~1938)の‘小川の流れる森の風景’の前でも足がとまった。期待していたベックマンは3点並んでいたが、アベレージクラスであまり響かなかった。

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コメント

チューリヒ美術館は、スイスを含めドイツ語圏の画家の作品がとりわけ充実しているようですね。

キルヒナーやグロスの第一次大戦後の作風の変化は、興味深く見ました。日本では、ドイツ表現主義の絵画作品を見る機会はあまりないので、貴重な機会でした。

ホドラーの『真実、第二バージョン』は、私もゆっくり見ました。左右で繰り返される人体表現は、不思議なリズム感がありますね。私も、国立西洋美術館のホドラー展に近々行く予定です。

投稿: ケンスケ | 2014.10.27 22:36

to ケンスケさん
チューリヒはスイスの中ではドイツ語圏にあり
ますからドイツ人画家の作品が集まってますね、
スイス人ドイツ人作家が2枚看板ということで
しょうか。

紫が画面にあふれる絵を描いたキルヒナーは
スイスの風景をみて心の安寧をとりもどしたの
でしょうね、画風が一変します。

ホドラー展は明日アップします。

投稿: いづつや | 2014.10.28 00:55

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