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2014.10.29

肖像画の名手 ホドラー!

Img_0002     ‘ラルデの娘の肖像’(1878年 オスカー・ラインハルト美)

Img_0001     ‘バラのある自画像’(1914年 シャフハウゼン万聖教会博)

Img     ‘春Ⅲ’(1907~10年)

Img_0003     ‘木を伐る人’(1910年 モビリアール美術コレクション)

ホドラー(1853~1918)の回顧展(10/7~1/12)が西洋美で行われることを知ったとき、出品されることを祈ったのがベルン美にある‘選ばれし民’。だが、これは無謀な願いだった。

クレーとホドラーの2枚看板が自慢のベルン美には‘選ばれし民’ともう一点有名な‘夜’がある。オルセーであったホドラー展では‘夜’はお目にかかれたが、クリムト本ではじめて絵の存在を知った‘選ばれし民’はダメだった。この絵はベルン美の至宝、オルセーにもでなかったのだから日本にもやって来ない。現地で対面するほかない。

二度目のホドラーだから、期待の中心はどれくらいプラスαに出くわすか。今回心を奪われるいい絵があった。それは最初の部屋に飾ってあった‘ラルデの娘の肖像’、なんとも愛らしいお嬢ちゃん、女性を描いた絵をみることはライフワーク、My好きな女性画に即登録した。

フェルメール、ルーベンス、ブーシェ、アングル、コロー、マネ、ルノワール、モネ、ゴッホ、サージェント、ホイッスラーといった女性画の名手クラブにホドラーが入ることになるとは思ってもいなかった。本当にいい絵に巡り合えた。

ホドラーの描く肖像画は女性だけでなく男性もいいが、とりわけ惹かれるのが40点以上も描いた自画像。‘バラのある自画像’はオルセーでも出品された。額のしわとぎょろっとした目が強く印象に残る。5,6年前世田谷美でみたヴィンタートゥール美蔵の自画像とともに忘れられない一枚。

‘春Ⅲ’をみるのは2度目、1996年にあった‘象徴派展’(Bukamura)でこの絵をみて以来、ホドラーが気になる画家になった。これは4点あるバージョンのひとつ、嬉しいことに3点目のなかにはいった。最初に描かれた‘春Ⅰ’(エッセン フォルクヴァング美)は日本でみる機会があったし、‘春Ⅱ’はオルセーで展示された。

はつらつとした青春の息吹きが感じられる‘春’とは対照的に画面に力強さがみなぎるのが‘木を伐る人’、ホドラーは何点も描いている。この絵をはじめてみたのは大原美、オルセーも一点所蔵している。斧をふりあげた樵のインパクトのありすぎる姿には生命のリズムがほとばしっている。

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