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2014.10.09

ドガの絵の謎が解けた!

Img_0001     ダーウィン著‘人及び動物の表情について’

Img_0003  ドガの‘黒い手袋の歌手’(1878年 ケンブリッジ フォッグ美)

Img     ドガの‘犬の歌’(1877年)

先週放送の‘美の巨人たち’に登場したのはリヨン美にあるドガの絵。追っかけ画リストに入っている‘カフェ・コンセール レ・ザンバサドゥール’(1877年)をどんな切り口でみせるのか興味深かったが、とてもおもしろい話がでてきた。

ドガ(1834~1917)がみせる人物描写は天才的に上手いことがだんだんわかってきたが、この番組でいままで心に引っかかっていたことが一気に解決した。ドガは解剖学や生物学に興味をもっていて、とくにダーウインの著作に刺激を受けていたという。それが‘人及び動物の表情について’

ドガが驚いたのが人と動物の感情表現の仕方に共通点が多いこと、美術評論家は‘ドガは描く人物に動物的な要素を入れた’と指摘する。この話にすぐ食いついた。ダーウインの論文にでてくるサルの顔をみて、ドガのあの絵はサルの表情をイメージしていたのか、と直感した。

その絵とは番組にも登場した‘黒い手袋の歌手’と‘犬の歌’、どちらもドガが人物を描いた作品のなかでは異色の絵で強烈なインパクトを放っている。この激しく動物を思わせる表情がいままでどうしても理解できなかった、なぜドガはこんな描き方をしたのか? やっとわかった。ドガがダーウインからヒントを得たことが。

こういう話を知ると、ドガの競馬好きもすぐ腹にすとんと落ちる。さらにドガとバロック時代にオランダで活躍したレンブラントがつながってくる。レンブラントは人物の感情をじつに豊かに表現する、泣きじゃくる赤ん坊、びっくり眼の女性、一方19世紀後半カフェにいる寂しそうな顔をした女性や犬のしぐさをする歌手を生感覚で描いたドガ。

レンブラントのDNAを受け継いだのはドガだった!

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