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2014.10.13

ズームアップ 名画の響き合い! 1957年

Img_0004     ベーコンの‘風景の中のゴッホ’(パリ ポンピドー)

Img_0001     フランシスの‘魅力的な青の中で’(パリ ポンピドー)

Img     スティルの‘1957-DNo.1’(オルブライト=ノックス美)

Img_0002          ゴットリーブの‘ブラストⅠ’(NY MoMA)

ベーコン(1909~1992)がどうしてもダメなのは、描かれる人物がホラー映画に登場する不気味なキャラクターをイメージするから。あの海坊主のようなゆがんだ顔が怖くてしょうがない。

だが、その人物でもアルルに滞在中のゴッホを描いたものは普通にみれる。これまで2点みた、1点目はポンピドーコレクション展(東京都美 1997年)、そして昨年ワシントンへ行ったときハーシュホーン美でゴッホを大きく描いたものにお目にかかった。これは印象に強く残っている。

このとき驚いたのはアメリカのコレクターがベーコンの収集にも熱心なこと、ハーシュホーンには全部で5点、フィリップスコレクションでは大きなホールにゴッホの絵と同じタイプの風景の中にいる人物を描いたものがどーんと飾られていた。ベーコンについてはこの人物画3点は◎

パリのポンピドーが所蔵するサム・フランシス(1923~1994)の‘魅力的な青の中で’はまだ縁がない。図版をながめているだけだが、絵のサイズは尋常な大きさではない。縦が3m、横はなんと7m。この大きさなら展示スペースをとるから、そう頻繁には展示されないだろう。遭遇しないはず。いつかみてみたい。

フランシスは東京都現美で一度大きな絵を体験した。余白をかなりとった墨絵の連想させる作品、だから、この画家の作風には思い入れがあり、大きな回顧展に出くわすことを願っているがまだその時がこない。また、出光美にもフランシスがあるそうだが、まだ一度もみたことがない。どんな作品をコレクションしているのだろうか。

クリフォード・スティル(1904~1980)の作品のイメージは黒い板を乱暴に破壊し淵をギザギザにしそれを数枚横に並べたような感じ。この荒々しさになぜか引き込まれる。バッファローのオルブライト=ノックス美にあるものとの出会いはまだだが、昨年ハーシュホーンで大作3点をみた。これくらい大きいと深い精神性をたたえた黒の色面に心が吸い寄せられていく。

同じ抽象画でもゴットリーブ(1903~1974)の‘ブラストⅠ’は赤の円が日本の国旗を思い起させるので画面にすっと入っていける。上の円に対して下の黒い造形は前衛書道家が太い筆を使いいくつかの字を重ね合わせた感じ。赤と黒の組み合わせが強く印象に残る。

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