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2014.09.26

豪華なラインナップで魅了する東近美の所蔵作品展!

Img_0001         狩野芳崖の‘仁王捉鬼’(1886年)

Img_0004     加山又造の‘千羽鶴’(左隻 1970年)

Img_0002     東山魁夷の‘白夜光’(1965年)

Img     安田靫彦の‘伏見の茶亭’(1956年)

東近美で開催される展覧会へ足を運ぶのはここ5年くらいは年に1回か2回、このため以前はよくみていた所蔵品を楽しむことも少なくなった。菱田春草展をみたあといつものように4階と3階を気軽にまわってみた。

3年くらい前から展示の仕方が目を見張るほどよくなった。飾られている日本画や西洋絵画、そして洋画は見慣れた名画なのだが、上手なライティングと部屋の壁の色が紫がかった青になったため、絵がこれまで以上にすばらしくみえてくる。とにかくこの展示空間にいるときはすごくいい気分になる。

今出ている作品は11/3までの展示、3階にびっくりする絵があった。狩野芳崖(1828~1888)の‘仁王捉鬼’、この絵をみることが長年の夢だったのだが、8年前東近美で行われた展覧会でようやく対面が叶った。そのときは個人蔵だったのに今はなんと東近美のコレクション、秋田の奈良氏から購入していた!やったねー、これは拍手もの。これからは仁王に首をぎゅっとつかまれた漫画チックな鬼をときどきみることができる。楽しみがひとつふえた。

加山又造(1927~2004)の‘千羽鶴’や東山魁夷(1908~1999)の‘白夜光’も心をとらえてはなさない傑作、以前これらの作品は反対側の部屋にほかの作品と一緒にざざっと展示してあったという感じだが、今は展示の演出効果によりその名画ぶりが一際目を引くようになった。息を呑んでみていた。

東近美にある安田靫彦(1884~1978)で見ごたえがあるのは茶席の秀吉を大画面に描いた‘伏見の茶亭’と源頼朝、義経兄弟が登場する‘黄瀬川陣’。見事な秀吉の肖像画にいつも見とれてしまう。次ここへくるときは‘黄瀬川陣’に期待したい。

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コメント

東京国立近代美術館の常設展は、私も行くたびに楽しみます。やはり明治以降の日本の絵画では重要な作品が一番多く、見ごたえがありますね。

加山又造の『千羽鶴』と東山魁夷の『白夜行』は以前見たことがありますが、狩野芳崖のご紹介作品は見たことがありません。実物の色彩は、素晴らしいでしょうね。

菱田春草展を見る時、常設展もしっかり見てきます。

投稿: ケンスケ | 2014.09.27 07:50

to ケンスケさん
‘仁王捉鬼’で芳崖はフェノロサのアドバイスをうけ
西洋画の絵の具を膠でといて描いています。鮮やか
な色彩に驚かされます。どうかお楽しみください。

特別室にある作品はどれも古典の雰囲気がありますね。
日本画の美しさを堪能でき、いつも心がハイになり
ます。

投稿: いづつや | 2014.09.27 15:32

国立近代美術館は、全て観ると時間とられますよね。
今日、トーハクに行って来ましたが、久しぶりに東洋館入ったら、中国焼き物の特集展示もやっていて、本館回りきれませんでした。
いづつやさんは、日本国宝展行かれると思いますが、トーハク、平常展はどういう所を?
近代美術館は、僕も、菱田春草展に合わせて廻りますが、いづつやさんは、四階、三階、と書かれていて、二階がないのがやはりですね。現代美術ですからね、二階。
さて、常設充実しているのは、他に、江戸博とか、現代美術館とかありますが、いづつやさんはご興味ないかな。ああ、横浜も、充実していますね。ホイッスラーが楽しみですねえ。

投稿: oki | 2014.09.27 22:32

to okiさん
東博の平常展への出動回数はぐっと減り、今は
平成館で企画展があるとき浮世絵をみるくらい
ですね。みたい名品はすでにほとんど目のなか
にいれましたから、ここ5年くらいは気楽な
鑑賞です。

東近美の西洋絵画のコレクションには正直心が
動きません。ですから日本画、洋画の古典を楽
しんでます。

現代美は行きませんが、江戸東博と横浜美は
よく寄ってますよ。

投稿: いづつや | 2014.09.28 00:13

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