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2014.07.23

ズームアップ 名作の響き合い! 1925年

Img_0001     ミロの‘アルルカンのカーニバル’(オルブライト=ノックス美)

Img     カンディンスキーの‘黄-赤―青’(パリ ポンピドー)

Img_0002  キスリングの‘モンパルナスのキキ’(ジュネーブ プティ・パレ美)

Img_0003     ラリックの‘シュザンヌ’(諏訪市 北澤美)

‘名作の響き合い!’シリーズをやっていると傑作同士が華麗に響き合っている年がある。1925年はそんな年。

ミロ(1893~1983)の‘アルルカンのカーニバル’は‘耕地’同様200%嵌り続けている作品。でも本物はまだみていない。日本にやってきたのに展示会場が違っていたのでみることが叶わなかった。その展覧会は2002年に世田谷美で行われた‘ミロ展:1918-1945’。

当時広島にいたが東京に出張があったおり世田谷美に寄り、楽しいミロワールドを存分に味わった。ところが、‘アルルカンのカーニバル’は巡回先の愛知県美のみの展示。だから、世田谷美で大好きな絵と出会えないめぐりあわせの悪さを恨んだ。

この絵はボスの‘快楽の園’のユーモラス版のようなところがある。ここで描かれたものはボスの絵にでてくる奇怪で不気味な生き物とはちがい、どれも愛嬌があってチンドン屋的、手前中央にいるのは犬で右が猫?左に目をやるとおもしろい奴がいる、一つ目小僧のように首が長くその顔は岡本太郎の‘太陽の塔’をイメージさせる。その横にはサイコロの箱の中に入った蜂のような生き物。いつか本物をじっくりみてみたい。

カンディンスキー(1866~1944)の‘黄-赤―青’はポンピドーを訪問した時の楽しみのひとつ。円や矩形などの幾何学的なフォルムの配置と重なり具合が目に心地よく、その形を生き生きさせている明るい純色の組み合わせにも目を見張らせる。とにかくこの抽象画には極上の美しさと明るさがある!

マン・レイが恋したキキをモデルにして描いたキスリング(1891~1953)の‘赤いセーターと青いスカーフをまとったモンパルナスのキキ’、7年前横浜そごうで会ったときは息を吞んでみていた。色の白い女性は赤が似合うとよくいうが、赤のセーターを着たキキも白子のように色が白そう。

1925年、パリで‘現代装飾美術産業美術国際展覧会’(通称アールデコ展)は開かれた。この年65歳になったラリック(1860~1945)はガラス部門の責任者をつとめ、ガラスデザイナーとして大活躍した。オパルセント・ガラスの魅力に惹きつけられる立像‘シュザンヌ’は北澤美でお目にかかった。いい気持で何度もぐるぐるまわってみた。

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