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2014.06.25

絶品がずらっと揃う ‘台北故宮展’!

Img      ‘翠玉白菜’(清時代 18~19世紀)

Img_0003     葉の上にとまったキリギリス

Img_0002     ‘人と熊’(清時代 18~19世紀)

Img_0001     ‘藍地描金粉彩游魚文回転瓶’(清時代 1736~1795年)

待望の‘台北 国立故宮博物院展’(6/24~9/15)をみてきた。お目当ての‘翠玉白菜’(展示期間:6/24~7/7の2週間)をみるためいつもより20分家を出るのを早め東博には10時ちょっと前に到着。‘白菜’はただ1点キトラ古墳壁画の公開と同じ本館5室で展示されているので、待ち行列のイメージはできている。

待ち時間は開幕の翌日だからキトラのときのように1時間くらいかなと想定していたが、これが大きく狂って2時間待ち!予想をはるかに上回る人気、多くの美術ファンがこのお宝を待っていたということだろう。2時間はおおよそ玄関のところまで、展示室の中でみるまでさらに1時間かかりトータル3時間。

展覧会をみるのに3時間もかかったのは24年前ロンドンのロイヤルアカデミーでみた‘モネ連作展’以来のこと、長いこと並んでようやくみれた‘翠玉白菜’、22年ぶりの対面、随分前の鑑賞だったので覚えているのはこの‘白菜’がつややかに光っていたことと緑の葉っぱのところにキリギリスがいたこと。イナゴはみたという実感がない。

感心するのはその写実性、とくに根元から縦に彫られた幾本もの線で表現されるリアルな丸みに目が釘付けになる。本物の白菜にこれほど似ていると思わず手に取ってみたくなる。そして、緑の部分に彫られたキリギリスとイナゴでも見事な技が発揮されている。とても硬い玉をこのような形に仕上げるのに気の遠くなるような膨大な時間がかかっているはず。当時の職人の技術の高さには驚きを通りこえて唖然としてしまう。

昼食をとったあと平成館で2ランド目、こちらのほうはスムーズに流れていた。最後の部屋が楽しい。‘人と熊’、これも清時代につくられた玉彫、白いところは人、黒いところは熊に彫られている。高さは6センチ、この小ささなので余計に可愛い。これは現地でみてないので夢中になってみた。

この隣に飾ってある‘藍地描金粉彩游魚文回転瓶’には思わず目が点になる。ビデオをみると内側の魚が描かれている瓶がぐるぐる回転する仕掛けになっている。これは皇帝を喜ばすためにつくられた珍玩の一種、こんな遊び心を刺激する工芸品に囲まれていたら毎日がどんなに楽しいことか、夢でもいいから皇帝にならせてほしい。

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