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2014.06.26

汝窯の青磁を4点もみれる幸せ!

Img     ‘青磁楕円盤’(汝窯 北宋時代 11~12世紀)

Img_0001     ‘青磁輪花腕’(汝窯 北宋時代 11~12世紀)

Img_0003     ‘画琺瑯蟠龍瓶’(清時代 1723~35年)

Img_0002     ‘花卉堆朱長頸瓶’(明時代 1403~24年)

22年前台北の故宮を訪問したとき、最も感動したのは‘翠玉白菜’と珍玩、そしてやきもの。当時、書や中国絵画には関心が薄く時間をかけてみたのはこの三つだった。

ここにあるやきものの質の高さは噂に聞いていたので、目を輝かせてみた。まさに‘これが中国陶磁器の真髄か!’という感じ、これまでみたこともないような見事なやきものが次々に目の前に現れてくる。とくに興奮状態でみたのは今回再会した‘画琺瑯蟠龍瓶’や五彩といった明、清時代にやかれた瓶や盆、椀など。日本ではめったにお目にかかれない明るい黄色や薄緑、うすピンクそして目の覚めるような赤、深い青。噂通り故宮には最高のやきものが揃っていた。

このとき青花や青磁のような単色のやきものより多色のものに心がむかっていたので、今回やってきた北宋時代の汝窯でつくられた青磁はみたという実感がない。世界に70点くらいしか残っていないといわれる汝窯の青磁、このうちの21点が故宮にある。こういう話が頭のなかに入ったのは広島にいるとき山口県立萩美・浦上記念館で開催された‘宋磁’展(1999年)を体験したから。

サプライズの名品が世界中から集まったこのビッグなやきもの展には汝窯の青磁が4点あった。そして今回東博にやってきた汝窯の青磁、4点でているがどれも品がよく薄い青色が美しい名品揃い。貫入の入ってない‘楕円盤’、10枚の花弁をイメージした口縁部のやわらかい曲線に魅せられる‘輪花椀’、本当にいい青磁をみた。

12点が並んでいる漆器も食い入るようみた。そのなかでとくに惹かれたのが‘花卉堆朱長頸瓶’、形のいい砧形の瓶に牡丹や椿などがくっきりと彫られている。この見事な仕上がりの堆朱が生まれるのにどのくらいの時間がかかったのかと想像をめぐらしながらみていた。

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コメント

おはようございます。先週故宮博物院展をようやく見てまいりました。

実は、『白菜』が展示されている間に見に行こうと思っていたのですが、行ってみるとあまりに長蛇の列で諦め、その日は、ヴァロットン展に予定を変更しました。

山水画の起源などを示す北宋時代の絵画や工芸品もよかったですが、青磁、白磁などの素晴らしさに目を見張りました。青磁は雨後の青空とたとえられていましたが、色だけでも本当に魅せられました。

投稿: ケンスケ | 2014.07.20 07:41

to ケンスケさん
‘白菜’はわずか2週間の公開でしたから、予想を
はるかに上回る行列になったようですね。NHKの
特集でわかったのですが、今は現地でもこの名品
をみるためには長い列に並ばないとみれないみた
いですね。昔見たときとは大違いです。

中国のやきもののスゴさを知ったのはこの故宮の
コレクションだったのですが、当時は青磁には
心が向かっていませんでしたので、今回の鑑賞は
汝窯の青磁のリカバリーになりました。砧青磁
などと比べるととてもやさしい感じがします。

投稿: いづつや | 2014.07.20 20:26

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