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2014.06.27

中国絵画の楽しみ!

Img      徽宗の‘渓山秋色図軸’(北宋時代 11~12世紀)    

Img_0001     馬遠の‘杏花図頁’(南宋時代 13世紀)

Img_0003_2        高克恭の‘雲横秀嶺図軸’(元時代 14世紀)

Img_0002        王蒙の‘具区林屋図軸’(元時代 14世紀)

24日からはじまった‘台北 国立故宮博物院展’は9/15までの会期中、一部の絵画を除いていつ行っても全部見ることができる。絵画は前期(6/24~8/3)24点でている。

中国絵画は関西に住んでいる人は大阪市美でよくみられると思うが、東京では東博の東洋館が定番。以前足繁く通い図録に載っているものはほとんど目のなかにいれた。だから、東博コレクションのことを思い浮かべながら故宮からやってきた作品をみた。

徽宗(1082~1135)の山水画ははじめてお目にかかった。この風流天子の描く絵というと鳥や梅の花が印象深いが、こんな霞が漂う詩情あふれる風景もてがけていた。単眼鏡と使ってしばらくみていた。

南宋の画家馬遠の‘杏花図頁’に思わず足がとまった。馬遠はこういう花の木や松の木を横にのばして見る者の視線をひきつける画面をつくるのが得意。このため杏の生命を感じついじっとみてしまう。息子の馬麟も同じように梅の枝と笹を右から真横に描いている。

元初の文人高克恭(1248~1310)が米法山水の画風で描いた‘雲横秀嶺図軸’、目は自然に上のもこもこした山にいく、そしてすぐ池大雅の絵が頭に浮かぶ。この絵の主役はこの青緑がかった山々、下からみあげると安定した三角形構図になっており堂々としている。中央が威厳のある父親でそのまわりに母親と子どもたちが寄り添っているよう。

朱に染まる葉が目を惹く王蒙(1308~85)の‘具区林屋図軸’を心地よくみていた。視線が向かうのはところどころ丸い穴の開いた岩、その奇岩ぶりは周囲の密に描き込まれた木々や切り立った岩肌によってちょっと目立たなくなっているが、ほかのものを消してみるとかなりアヴァンギャルドな形をしている。

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