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2014.06.19

ズームアップ 名画の響き合い! 1914年

Img_0002     ココシュカの‘風の花嫁’(バーゼル美)

Img     シャガールの‘アクロバット’(オルブライト=ノックス美)

Img_0001     マレーヴィチの‘モスクワの英国人’(アムステルダム市美)

Img_0003     デ・キリコの‘アポリネールの肖像’(パリ ポンピドー)

ウイーン生まれの画家ココシュカ(1886~1980)の作品をみたのはせいぜい片手、だから生涯に制作された作品がどのくらいあってそのなかで何点くらいが惹きつけられるのかイメージがわいてこない。ココシュカとはそれくらい縁の薄い関係だが、スイスのバーゼル美にある‘風の花嫁’は大変気になっている一枚。

若いころスイスに住んでいたが当時絵画への関心は普通のちょっと上をいく程度だったから、バーゼル美にどんな名画があるかなど知る由はない。ここにココシュカの代表作‘風の花嫁’が所蔵されていることがわかったのはだいぶ後になってのこと。

恋人アルマと一緒にいるところが描かれているこの絵はバーゼル美の門外不出の一枚、そのため現地へいかないとみれない。二人がいるのは風が舞う大海原、森の中なら互いの感情の高まりが手にとるようのわかるのだは、ここは海の上、甘美な空気を感じるどころかココシュカとアルマはそのうち波間に消えてしまうのではないかとちょっと落ち着かない。本物を早くみてみたい。

シャガール(1887~1985)の‘アクロバット’は残念ながら未見。図版でこの絵を知ったときはハッとした。この女性は刺青をしているのかいな?という感じ、シャガールは‘私と村’でもみられるように人物や動物の体の一部にモチーフを描き込むのが得意、この描き方をシャガールは何からヒントを得たのだろうか。牛の顔の中にまた小さな牛がでてきたりすると不思議な感じはするが、どういうわけか見ているうちにその違和感はすっと消えていき、シャガールの夢の世界についつい遊んでしまう。

アムステルダムにある市立美は修復されていたとき美術館とは別のところでコレクションの一部を体験した。そのときマレーヴィチ(1878~1935)の‘モスクワの英国人’をチェックリストに入れていたが、姿を現してくれなかった。シュプレマティズムを創出する以前の作品としてはこの絵が最も鑑賞欲を駆り立てる。

パリのポンピドーにあるデ・キリコ(1888~1978)の作品では‘ギョーム・アポリネールの肖像’が強く印象に残っている。おもしろいのがアンリ・ルソーの描くアポリネールと似ても似つかぬこと。古代ギリシャ彫刻の胸像に黒メガネをかけさせてアポリネールに仕立てる謎の演出、デ・キリコの表現はやはり一筋縄ではいかない。

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