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2014.06.01

ズームアップ 名画の響き合い! 1903年

Img_0002     アンリ・ルソーの‘子どものお祝い’(ヴィンタートゥール美)

Img_0006     レーピンの‘何という広がりだ’(部分 国立ロシア美)

Img_0003     クプカの‘波’(チェコ オストラヴァ絵画芸術館)

Img     ヴァロットンの‘アルク・ラ・バタイユ風景’(エルミタージュ美)

歴史好きだからといって西暦19XX年に日本や世界で何が起こったかすらすらいえるわけではない。自分が生きた時代だってしっかり覚えていないのだから、20世紀のはじめのことは歴史年表の助けを借りてようやく小さなイメージができてくる。

美術ファンにとって1903年が記憶にひっかかるかもしれないのはこの年にゴーギャンが死んでいるから。そして、鉄道マニアなら1903年はピンとくるだろう。日本は明治36年、8月に新橋ー品川間を電車が走った。西洋絵画の世界ではアンリ・ルソー(1844~1910)が大変おもしろい絵を描いている。6年位前世田谷美にやってきた‘子どものお祝い’、このときスイスにあるヴィンタートゥール美のことを知った。以来この美術館やもうひとつあるヴィンタートゥール・コレクションを訪問することを夢見るようになった。

ロシアの大画家イアン・レーピン(1844~1930)はルソーと同じ年に生まれている。‘何という広がりだ’は7年前あった‘国立ロシア美展’(東京都美)で大変魅せられた一枚、モスクワにあるトレチャコフ美は幸いにも足を運ぶことが出来たが、サンクトペテルブルクにある国立ロシア美はまだ縁がない。でも、この展覧会でレーピンの肖像画の傑作やアイヴァゾフスキーの心を奪われる海洋画の大作をみせてもらったから、美術館自慢の名画のいあまり残っていなかったりして?

クプカ(1871~1957)の‘波’は全体の色彩がとても明るい作品だが、波頭の描写がクールベの絵を連想させる。抽象主義のグループに参加して美しい抽象画の制作につき進んでいくクプカがその前に描いていたのはこうした象徴主義的な作品。みていると想像力をいろいろと掻き立てられる。

ヴァロットン(1865~1925)が‘アルタ・ラ・バタイユ風景’で表現した川の水流も沃躍動感に満ち溢れている。そして、絵のなかにぐっと惹きつけられるのがボリューム感のあるうす緑の葉をつけた木々、川の流れに呼応して左右にゆれている感じ。

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