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2014.05.07

北斎漫画は楽し!

Img     ‘北斎漫画 Ⅰ 江戸百態’(2010年 青幻舎)

Img_0004  ドガの‘浴槽’(1885~86年 ファーミントン ヒルステッド美)

Img_0003      ‘北斎漫画九編’

Img_0002      ‘北斎漫画十編’

TVのガイドブックで日曜美術館が‘北斎漫画’(5/4)をとりあげることを知ったとき、なぜこのタイミングなの?という感じだったが、番組の冒頭で今年がこの初版が1814年に出版されてから200年なるというナレーションが流れたので即納得した。

2010年の暮れから翌年の3月にかけて青幻舎から‘北斎漫画 Ⅰ江戸百態 Ⅱ森羅万象 Ⅲ奇想天外’が出版されたのですぐ手に入れた。以来ときどきページをめくり楽しんでいる。番組のお蔭でこの3冊にでてくる絵が前よりぐっと身近なものになった。興味深い話があったのでそのことを少々。

印象派の画家たちの作品にこの‘北斎漫画’がどんな風に取り込まれているのか、ゴーギャンとドガの絵がでてきたが、新鮮だったのがドガ、体を曲げた裸の女性を描いた‘浴槽’はお気に入りの一枚だが、この絵が北斎漫画を参考にしていたとは気がつかなかった。でぶっちょの男の姿はいわれてみると顔はみえないが、確かにドガの描く女性と重なる。

もう2点紹介された‘ルーヴル美のメアリー・カサット’と‘起床 パン屋の娘’もなるほどね!という感じ。ほかにも北斎漫画の影響がみられるものがありそうだから、しっかり比べてみようと思う。

今回大きな収穫だったのがことわざの絵。今は使われてないものを含めて8つでてきた。
‘鰻のぼり’、‘顔に泥を塗る’、‘笑う門には福来る’、‘餅は餅屋’、‘無芸大食’、そして今は使われてない‘灰吹きから大蛇’(突拍子のないことが起きる)、‘胆が芋になる’(びっくりする)、‘立臼に菰(こも)を巻く’(太った女性が腰に幅の広い帯を巻いた姿を揶揄したもの)

ことわざというものは文字で覚えているから、このように笑いを誘うような絵で示されるとことわざのイメージがいっそう心に刻み込まれる。なるほどねと唸ったのが‘無芸大食’、普通ならこのことわざは何のとりえもないのに食べることだけは一人前以上という人物をさすが、こうして四人を一緒にならべてみるとものを沢山食べられるというのも一つの芸なんだとつい思ってしまう。

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