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2014.05.21

もっと見たいバルテュスの名画!

Img_0001    ‘ブランシャール家の子どもたち’(1937年 ピカソ美)

Img     ‘長椅子のテレーズ’(1939年)

Img_0002         ‘窓辺の少女’(1955年)

Img_0005     ‘読書するカティア’(1968~76年)

現在、頭の中はかなりの部分が東京都美で回顧展が開かれているバルテュス(1908~2001)で占められている。だから、先週の17日(土)にBSプレミアムで放送された‘バルテュスと彼女たちの関係’への食いつきがとてもいい。

バルテュスに心が向かいはじめたのは10年とちょっと前からだが、今思うと悔やまれてならないのが東京駅前の丸善とか横浜美のミュージアムショップで目に入ったTASCHENの‘バルテュス’(日本語版)を買いそびれたこと。こうした画家本はどうしても好きな画家とか関心の高い順に買い揃えていくので、さあ、バルテュスを買うぞと思った時にはもう本棚には残ってない。

このようにバルテュス物語を聞いておらず、まだ回顧展で手に入れた図録にも目を通していないので、豊川悦二が案内役をつとめたこの番組から流れてくるバルテュスと女性たちの話は実に興味深く感じられ体のなかにどんどん吸収されていく。そして、手元の美術本や図録に載っていない作品の情報にも脳は敏感に反応する。

番組のお蔭でこれから追っかけたい作品や海外で美術館巡りをしたときみられる可能性があるかもしれない絵というのがおおよそイメージできた。魅せられる作品は‘ブランシャール家の子どもたち’、‘長椅子のテレーズ’、そしてシャシー時代に描かれた‘窓辺の少女’と‘赤いセーターを着たフレデリック’

バルテュスがローマでヴィラ・メディチの館長をしていたときに描いた‘読書するカティア’は回顧展でその光の描写に200%KOされた一枚、この時期、バルテュスは館の壁画などの修復に多くのエネルギーを注いだため手がけた作品は少ない。

この番組にでてきたり図録に載っている作品で今後美術館を訪れたとき対面できるかもしれないものをあげてみると、
★シカゴ美:‘猫と少女’(1937年) ‘トランプ占い’(1943年)
★メトロポリタン美:‘窓辺の少女’(1957年)
★ポンピドー:‘蛾’(1959年) ‘画家とモデル’(1980~81年)

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コメント

いづつやさん、お帰りなさいで良いのかな?
バルテュス、節子婦人ばかり目立っていましたが、久しぶりの画家の回顧展でしたね。
アトリエに人を入れない主義だったというから、アトリエ再現は貴重ですね。
あと、日本人の女優がなんかが訪ねた時のビデオ流してましたが、スタッフ怒鳴り散らしていましたね。
他人に厳しい、しかし、自分にも厳しいのでしょう。
今月号の美術の窓によると、納得しないと、全く絵筆を進めなかったらしいですから。

投稿: oki | 2014.05.22 23:16

to okiさん
NHKはバルテュスに相当力が入ってます。BSプレ
ミアムの番組はよくできてました。お蔭でバルテュス
物語が頭に入りました。

この画家の筆使いは相当厳しいですね。何年もかけて
納得のいく作品に仕上げるという感じです。今回
光の画家であることを200%確信しました。光の
描写はカラヴァッジョから、絵の構成はピエロや
スーラから、そして官能的なところはクールベから
刺激をもらったということがよくわかりました。

投稿: いづつや | 2014.05.22 23:59

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