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2014.04.15

ズームアップ 名画の響き合い! 1893年

Img ゴーギャンの‘果実を持つ女’(サンクトペテルブルク エルミタージュ美)

Img_0001     ムンクの‘叫び’(オスロ国立美)

Img_0003     デルヴィルの‘死せるオルフェウス’

Img_0005 トーロップの‘三人の花嫁’(オッテルロー クレラー=ミュラー美)

海外旅行を団体ツアーに参加し楽しんでいる方は美術に対する知識が豊富になくても、観光の行程に美術館への入場が入っていることが多いので絵画や彫刻の傑作に接しているとアートへの関心が知らず知らずのうちに高まっていくことがあるのではなかろうか。

だから、個人旅行による美術館巡りでなくても一般的なツアーに参加すれば、名の知れた大きな美術館ならかなりの成果が得られるのは請け合い。15年前、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美を訪問したくてロシア旅行に参加した。

この美術館で強く印象に残る画家は3人、レンブラント、ゴーギャン、そしてマティス。今手元にそのとき購入した日本語版の図録が2冊あるが、15点所蔵するゴーギャン(1848~1903)は5点掲載されている。ところが、展示室では相当興奮していたせいかみたという実感が残っているのは心を奪われた‘果実を持つ女’ともう一点のみ。

タヒチの女を画面の大半を使って描いた‘果実を持つ女’はそれ以来魅せられ続けている。このあと2回みる機会があった。一度は日本で、そして2010年にはロンドンのテートモダンで開催されたゴーギャンの回顧展で対面した。

ムンク(1863~1844)の描いた‘叫び’は今最も関心のある絵。小さいころから美術の本で知っているのにこの名画は本物との距離がとても遠い。北欧はロシアへ行ったときトランジットでヘルシンキに立ち寄っただけ、ムンクの作品がどどっとみれるオスロ、どんな街だろうか。

ベルギーの象徴派の画家デルヴィル(1867~1953)、これまで体験した作品の数は少ないがその幻想的な空気につつまれた細緻で耽美的な世界には惹かれている。見たい度の強いのはブリュッセルのベルギー王立美にある‘悪魔の宝物’、この美術館に2回も足を運んだのにいずれも姿を現してくれなかった。この絵が日本にやってくることはおそらくないだろうから、みるためには再度ベルギー旅行をするしかない。ムール貝で隣の方を誘っているが、反応はよくない。

オランダのクレラー=ミュラー美にあるトーロップ(1858~1928)の‘三人の花嫁’は現地ではなく、日本であった展覧会でお目にかかった。一見すると、花嫁たちの描き方が少女漫画にでてくる女性のよう。異常に長く垂れ下がる髪の毛は蔦がうねっている感じ、視線が釘付けになるその描線はどこかクリムトの金色の絵と重なる。

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