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2014.04.03

ズームアップ 名画の響き合い! 1890年

Img     アンリ・ルソーの‘私自身、肖像=風景’(プラハ国立近美)

Img_0002     ホーマーの‘夏の夜’(パリ オルセー美)

Img_0004     ホドラーの‘夜’(ベルン美)

Img_0005     アンソールの‘陰謀’(アントワープ王立美)

海外の美術館でパリやNYなどにある美術館なら個人旅行でなくても団体ツアーに参加すると容易にたどり着けるが、ツアーが組まれてないような都市にある場合はなかなか大変。

プラハにある美術館の場合、古典絵画を収蔵する国立美は‘中欧をまわる10日間’に申し込むと入館が行程に入っているのでレンブラントやブリューゲルの名画などを楽しむことができる。ところが、アンリ・ルソー(1844~1910)の‘私自身、肖像=風景’やクリムトの絵のある近代美へ出かけるとなると、かなり足力(My造語)が必要になる。

新しい美術館を開拓するとき、体を前に進めるものは気になる絵をみたいという強い思い入れしかない。これさえあればなんとかなるもの。知らない街の電車に乗り、道行く人に場所を聞いてなんとか美術館にたどりつく。不安と緊張が入り混じる道中だったから、お目当ての作品の前に立ったときは本当に嬉しい。

中央でどーんと立っている髭のルソーをみるといつも映画俳優のアンソニー・クイーンを思い浮かべる。もうひとつ、背景の空に浮かぶ左の雲、太陽が雲の間にみえるが、よくみるとこの雲、日本地図にみえてくる。何年か前TVの美術番組でこの絵を研究した日本人の美術研究家が登場しそんな話をしていた。いわれてみると確かにそうみえる。ルソーは日本に興味があったのかもしれない。

アメリカの国民的画家ホーマー(1836~1910)に関心をもつきっかえとなったのがオルセーでみた‘夏の夜’、波が打ち寄せる風景をバックに踊りを楽しむ二人の女性、強く印象に残るのが月の光に照らされて輝く波の青、こういう幻想的な光景を体験してみたい。

ホドラー(1853~1918)の描いた‘夜’は一瞬ドキッとする絵。真ん中にいる男の何かに怯えた表情が真に迫っている。‘死神だぁー、うぉー、やめてくれ!’こういう時間が静かにながれていくような映像的な描写は目に焼きつく。6年前パリに行ったとき運よくオルセーでホドラーの回顧展が開催中だった。お蔭でホドラーにだいぶ接近できた。この秋西洋美で‘ホドラー展’(10/7~1/12)が開かれる。2ラウンド目を期待して待ちたい。

新宿の損保ジャパン美は年に一回くらいは思い出に残る展覧会を開催する。だから、美術館に対する好感度は悪くない。2011年には‘セガンティー二展’があり、2012年は‘アンソール展’、アンソール(1860~1949)は過去に東京都庭園美でまとまった形でみたが、アントワープ王立美蔵が公開された損保ジャパンのものも大変充実した内容だった。

その目玉が画集に必ず載っている仮面画の‘陰謀’、この絵が日本でみられたのは大きな収穫。緑と赤のインパクトの強さに体が震えた。

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