マー君 初登板で初勝利!
ブルージェイズの初戦に登板したヤンキースのマー君が見事強力打線をヒット6本の3点に抑え、初勝利をあげた。拍手々!
初回味方が2点をとってくれ気持ちが少し楽になったところで、ブルージェイズとの対戦がはじまった。ところが、いきなり先頭打者のカブレラに右中間のホームランを食らってしまった。打たれたのは高く入ったスプリット。これは緊張感からくる明らかな失投。
でも、そのあとの投球が見事だった。普通なら動揺して四球でも出すところだが、3番のバティスタ、4番のエンカルナシオンを連続3三振にとり追加の失点を防いだ。2回は守備の乱れがありランナーがたまったあと、左前にタイムリーヒットを打たれ2点を失ったが、失点はこの3点のみ。
4回にヤンキースがイチローの内野安打などで2点をとり4対3と逆転、これでマー君は昨年楽天で勝ち続けたあの勝利モードにスイッチが入った。過度に力むことなく力ストレート系の球を中心にしてヒットを許さず7回まで0点に抑えた。球数は97球。理想的な先発マウンドだった。
レンジャーズのダルビッシュが初登板したときは球がすっぽぬけたり、四球に苦しんだりとマリナーズにかなり打たれたが、それと比べるとマー君は安定した投球内容だった。日本とのボールのちがいやマウンドの固さや傾斜のちがいなど投球に影響が与えることがいろいろあるのに、この無四球のピッチング。
チームに黒田がいるのが新人のマー君にとっては大きなプラスになっているのだろう。わからないことは黒田に聞けばみな教えてくれる。もともとコントロールがいいピッチャーだから、投球環境の変化に対する修正の仕方がわかると、大リーグのバッターを打ち取る術を早く身につけるにちがいない。
今日のイチローは内野安打2本ときれいなレフト前ヒットと昨日につづいてマルチヒット。マー君が好投して、イチローが得点にからむ活躍をする、思い描いた通りの展開になった。なんだか日本人トリオがヤンキースの勝利を支えている感じ。次のマー君の登板が楽しみ。
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