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2014.04.09

ズームアップ 名画の響き合い! 1891年

Img_0009     モネの‘積み藁(日没)’(ボストン美)

Img_0010     ゴーギャンの‘アベ・マリア’(NY メトロポリタン美)

Img_0002     セガンティーニの‘アルプスの真昼’(セガンティーニ美)

Img     クノップフの‘私は私自身に扉を閉ざす’(ノイエ・ピナコテーク)

モネ(1840~1926)が連作シリーズで取り組んだいくつかのもモチーフのなかで最も気に入っているのが‘積み藁’と‘睡蓮、1890年の夏の終わりから1891年の春にかけて描いた‘積み藁’は25点ある。コンプリートできてはいないが、それに近づいている。

この積み藁は一つ描いたものと大小二つのものを描いたのがある。季節や一日の時間帯で光の状況が変わるため積み藁の表情にはいろいろなバリエーションが出てくる。連作の魅力はこうした作品を一緒に並べてみると十二分に感じられるが、運よく24年前ロンドンのロイヤルアカデミーで開催された‘モネ連作展’に遭遇した。

このとき出会ったボストン美蔵の‘積み藁(日没)’が生涯忘れられない一枚になった。日没の赤く染まる光に照らされた大きな積み藁、その光の輝きに体が震えた。それ以降この絵とは4回もみる機会があったが、そのたびにいい気持になる。

ゴーギャン(1848~1903)の‘アベ・マリア’は全作品のなかで最も魅せられている作品。昨年の1月、メトロポリタンで再会し、タヒチの美しいマリア様に惚れ直した。ゴーギャンはキリスト教の主題を南国の人々に置き換えて描いているが、これは浮世絵の見立絵と同じ発想。その特徴は現地の女性を現実感たっぷりに描いたリアルは風俗画に比べると女性の顔を意識的にヨーロッパの女性を思わせるように描いていること。

1891年に生まれた名画は特別な思いがするのはセガンティーニ(1858~1899)も同様。3年前新宿の損保ジャパン美で大変ありがたいセガンティーニの回顧展があった。いつか訪問したいと願っているスイスのサンモリッツにあるセガンティーニ美が所蔵する作品が披露されるという。そしてそのなかに有名な絵‘アルプスの真昼’があった。この絵が日本でみられるとは。普通では縁がなさそうな海外の美術館のコレクションがやってくるときは喜びもひとしお。名作‘アルプスの真昼’をみるたびに‘セガンティーニ、万歳!’と心のなかで叫んでいる。

ミュンヘンのノイエ・ピナコテークはまだ訪問したことがない。ここにはゴッホの‘ひまわり’とかマネの息子を描いた絵とかみたい絵がいくつもあるが、クノップフ(1858~1921)の‘私は私自身に扉を閉ざす’もその一枚、手前に大きく描かれたユリが3本あり、そのむこうからあごの下に手をおいた女性がこちらをじっとみている。象徴派の絵というのは画面全体が静けさにつつまれどこか夢想的なイメージ、いつかこの絵の前に立ちたい。

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