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2014.04.22

ズームアップ 名画の響き合い! 1897年

Img_0006     ゴーギャンの‘われわれはどこから来たのか?’(ボストン美)

Img_0005_2     アンリ・ルソーの‘眠るジプシー女’(NY MoMA)

Img_0003_2     アンソールの‘仮面と死神’(リエージュ市美)

Img_0001_2     バーン=ジョーンズの‘愛に導かれる巡礼’(テート・ブリテン)

アメリカのボストン美が所蔵する絵画などのコレクションは頻繁に日本で公開されるので、パリのオルセーやルーヴル同様ボストン美は日本の美術ファンにとってはとても身近な感じのする美術館ではなかろうか。

今年は6月の下旬から世田谷美で開かれる‘華麗なるジャポニスム展’(6/28~9/15)でモネの‘ラ・ジャポネーズ’やゴッホの‘ルーアン夫人’が展示され、秋には三菱一号館美にミレーの‘種まく人’がやって来る。だから、現地に出かけなくとも、美術好きを長く続けていれば日本に居ながら西洋絵画の傑作を楽しむことができる。美術鑑賞の心得はあせらず急がず。長いレンジで目の前に現われる名画をしっかり味わうにかぎる。

5年前、東近美になんとゴーギャン(1848~1903)の最高傑作‘われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへいくのか’が登場した!この絵がボストン美から離れてよその国へ貸し出されたことが過去にあっただろうか? こんな‘事件’ともいえるような名画の展示が行われるのだから日本はつくづく美術大国だなと思う。

アンリ・ルソー(1844~1910)の‘眠るジプシー女’は昨年1月にMoMAでみたばかりだからまだ記憶が鮮明に残っている。おとなしいライオンとその横で眠るジプシー女、そしてマンドリンが並行的にぺたぺたと貼られている感じ。変な絵だが、このトリッキーな組み合わせが不思議な魅力を生み出している。

現在改修工事のため休館している東京都庭園美、ここで何年前アンソール(1860~1949)の回顧展が開かれ、代表作の一つ‘仮面と死神’が展示された。髑髏とか仮面のような普段目にしないものがでてくると心がザワザワする。強い存在感のあるのが左の白塗りを顔。中央の髑髏とこの口をあけ感情をあらわにする人物の静と動の対比が今も目に焼きついている。

つい2ヶ月前にみたバーン=ジョーンズ(1833~1898)の‘愛に導かれる巡礼’は大収穫の一枚。図版ではよくながめていたが、本物がこれほど大きな作品だったとは。大変惹かれているバーン・ジョーンズのいい絵が三菱一号館美であった回顧展(2012年)と今回の‘ラファエロ前派展’で姿を現してくれた。めぐり合せの良さを胸にかみしめミューズに手を合わしている。


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