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2014.03.11

フリーアの日本美術趣味に影響を与えたホイッスラー!

Img     ホイッスラーの‘磁器の国の姫君’(1864年 フリーア美)

Img_0001     ホイッスラーの‘バルコニー’(1865年 フリーア美)

Img_0002 鳥居清長の‘美南見十二候 六月 品川の夏’(1784年 シカゴ美)

Img_0006 鳥居清長の‘美南見十二候 四月 品川沖の汐干’(1784年 シカゴ美)

ワシントンのフリーア美には日本人ならとても親近感を覚える部屋が二つある。そこに飾られているのはフリーア(1854~1919)が日本美術にのめり込むのに大きな影響を与えたホイッスラー(1834~1903)の作品。2008年はじめてこの美術館を訪問したとき、ホイッスラーに開眼することになったのはここのコレクションのお蔭。

フリーアはロンドンで会った20歳年上のホイッスラーから浮世絵などの話を聞き、次第に日本美術に関心を寄せるようになった。当時ホイッスラーはジャポニスムの影響を受けた作品を沢山制作していたから、日本美術の指南役としては最適の人物。

ホイッスラーも浮世絵を所蔵しており、その9点が1万点あるといわれる大英博の浮世絵コレクションにおさまっている。1864年に描かれた‘バルコニー’はホイッスラーがもっていた鳥居清長の‘美南見十二候’を下敷きにしていることは明らか。

フリーアはホイッスラーとつきあいがあったからこうした女性たちの群像表現を目にし、浮世絵の美人画への興味を深めていったのかもしれない。鈴木春信の作品にも清長の絵のような遊里の座敷から女性が海の風景をながめるものがあり、‘バルコニー’は春信からも刺激をうけている。すると、フリーアの目は春信、歌麿へと向かう。そういう視覚体験の積み重ねがフリーアの眼力を鍛え、歌麿の‘品川の月’との出会いにつながった。

昨年‘ピーコックルーム’で‘磁器の国の姫君’と再会した。海外ニュースに時々パリとかロンドンで行われる‘ジャパンデイ’のイベントが報じられ、必ずそこにはこんな格好で着物を着た外人女性が登場する。ブロンドや青い目の女性は着物の着方が少々変でも一向にかまわない。むしろこういう着方のほうが愛嬌がある。

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