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2014.03.10

フリーア美にある浮世絵肉筆の傑作!

Img_0001      ワシントン フリーア美

Img_0002      喜多川歌麿の‘品川の月’(1788年頃)

Img_0003     葛飾北斎の‘雷神図’(1847年頃)

Img_0004       葛飾北斎の‘富士と笛吹童図’(1839年頃)

美術本に載っている名品を追い求めるアートライフは命があるかぎり続けるつもりなので、まだ対面を果たしてない作品は定期的に図版をながめている。よくコレクターが望みのものを手にいれるためにその複製を部屋に飾っているという話を耳にするが、気持ちはまったく同じ。

日本美術で今思い入れが最も強いのはワシントンのフリーア美にある3点。日本にあったら国宝まちがいなしといわれる俵屋宗達の‘松島図屏風’、そして浮世絵肉筆2点、喜多川歌麿(1753~1806)の‘品川の月’(拙ブログ3/2)と葛飾北斎(1760~1849)の‘富士と笛吹童図’。

これまでフリーア美を訪問する機会が2度(2008年、2013年)あったが、残念ながら思いの丈はとげられなかった。この3点とフォートワースのワズワース・アシニアム美にある歌麿の‘吉原の花’を除くと、日本絵画はほぼ済マークをつけていいところまできている。だから、最後に残った作品をみたい気持ちがより強くなっている。

昨年ここを再訪したとき、‘品川の月’が飾ってある画像のような展示室を念じていた。そして、サプライズの鑑賞となるはずだった。が、そううまくはいかない。出迎えてくれたのは与謝蕪村の絵だった。2008年のときは収穫が多く、北斎の肉筆の傑作‘雷神図’と‘玉川六景’を運よくみることができた。でも、対面を恋こがれている‘富士と笛吹童図’はダメだった。

この美術館にある浮世絵肉筆をみるとチャールズ・ラング・フリーア(1854~1919)の日本美術をみる目はつくづくすごいなと思う。世界一の数と質を誇る北斎に加え、1903年には歌麿の‘品川の月’もパリでビング(東洋美術商)を通じて購入しているのだから恐れ入る。

あと何回ワシントンへ行けば夢が叶うかわからないが、諦めないで追い求めたい。

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