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2014.03.06

近年見つかった歌麿の肉筆画!

Img       ‘女達磨図’

Img_0002      ‘三福神の相撲図’(左)と‘鍾馗図’(右)(栃木市)

Img_0006          ‘芸妓図’(1801~04年 岡田美)

昨日夜放送されたNKHの‘歴史ヒストリア’を心をときめかせながらみた。3月の‘TV太郎’を手にいれ注目の番組をチェックしていたとき、喜多川歌麿(1753~1806)が‘歴史ヒストリア’に登場することがわかったので楽しみにしていた。でも、これがNHKが独占取材した‘大発見の歌麿の大作肉筆画’だったことは思ってもみなかった。

NHKの美術番組スタッフは歌麿をよく特集する。秀逸な美術番組として強く記憶に残っているのが7年前に制作された‘ボストン美のスポルディングコレクション’、その多くを占める歌麿の美人画の色の鮮やかなこと、これには200%仰天した。今回また‘深川の雪’で大ホームランをかっとばした。本当に歌麿と相性がいい。

この番組は浮世絵ファンをはじめ多くの美術好きがみたのではなかろうか、そして同じことを思ったにちがいない。‘箱根の岡田美術館にみに行くぞ!’、展示は4/4~6/30、本当に楽しみ。

岡田美はこの傑作を今後はMOA美(熱海)で梅の季節に国宝‘紅白梅図’が公開されるように、年一回のペースで展示するものと思われる。では、ほかに公開の機会は、もちろんある。それは東博での大歌麿展!? これはもう決まったようなもの。

日本美術史におけるモニュメンタルな傑作が日本に戻って来たのに歌麿展を実施しないのなら、今すぐ東博の学芸員をやめたほうがいい。国立の名が泣く。‘深川の雪’は世界に誇れる日本美術の宝、この世紀の大発見を祝う大歌麿展を行い、上野の森を歌麿祭り一色にする。日本全国から大勢の人が押し寄せ、外国人観光客も列をなすことは請け合い。

出品作のなかには近年国内外で発見された肉筆画も当然含まれる。いくつかある、2006年にフランスで見つかった‘芸妓図’、これは‘大浮世絵展’にも展示されたが、岡田美が所蔵している。明治の中頃まで‘雪月花’があった栃木市では2007年に‘女達磨図’、そして2010年には‘鍾馗図’と‘三福神の相撲図’がでてきた。

‘深川の雪’の出現は日本美術を活気づける。歌麿展を早くみたい。

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コメント

"歴史ヒストリア" 私もわくわくしながら見ました。
なぜ栃木市で描かれたのか、大作だけれど"軸装"にしたかなどの背景がわかりとても楽しめました。
三作すべて見たいですね。

投稿: Joyce | 2014.03.08 11:54

to Joyceさん
本当にすごい絵が出てきましたね。‘雪月花’
の三部作は縁がないかなという感じが強かった
のですが、最も大きくて最後に描かれた‘深川
の雪’との対面がもうすぐ叶うのですから、
嬉しいかぎりです。

東博での歌麿展はもう決まりですね。これで
東博が動かなければ大ブーイングものです。
実現すると信じてますが、そうすると‘吉原の
花’も里帰りしてきます。

フリーアにある‘品川の月’は門外不出のため
無理ですが、これは精巧な複製で代用する。
こうして三部作がいっしょに並ぶと壮観でしょ
うね、歌麿ありがとう、という感じになりそう
です。

投稿: いづつや | 2014.03.08 21:05

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