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2014.03.13

ズームアップ 名画の響き合い! 1877年

Img_0004     モネの‘サン・ラザール駅’(パリ オルセー美)

Img_0001     カイユボットの‘パリ、雨の日’(シカゴ美)

Img_0006     ホイッスラーの‘ピーコック・ルーム’(ワシントン フリーア美)

Img_0007     ホイッスラーの‘ピーコック・ルーム’

モネ(1840~1926)の作品のなかに‘連作’シリーズがある。睡蓮、積み藁、芥子畑、ポプラ、クルーズ川、ルーアン大聖堂、最も魅かれているのが1889年から描きはじめた‘積み藁’とその10年後の1899年から亡くなるまで描き続けた‘睡蓮’。

こうした同じモチーフを繰り返して描く連作の原点となったのが‘サン・ラザール駅’、モネはこの駅の近くにアトリエを借り1877~78年にかけて12点制作している。そのうちお目にかかったのはオルセー、シカゴ美、、ロンドンのナショナルギャラリー、そしてハーヴァード大のなかにあるフォッグ美などが所蔵する6点。このなかで駅舎や機関車をつつみこむ光と大気が最も輝いているのはオルセーにあるもの。群を抜いていい。

昨年ブリジストン美で回顧展があったカイユボット(1848~1894)、この画家が気になりだしたのは2008年シカゴ美で‘パリ、雨の日’に遭遇したから。絵画鑑賞を長く続けていると時々エポック的な作品と出会う。この大作はそんな一枚。カイユボットってこんないい絵を描いていたの!評価が一変した。

とにかくこの絵は構図がすばらしい。雨が降るなか雨にぬれることをいやがるふうでもなくゆっくり歩いている人々の光景が見事に切り取られている。そして目が吸い寄せられるのが雨に濡れた路面のリアルな描写。雨のときの道路やあたりの湿潤な空気はまさにこんな感じ。

ワシントンのフリーア美内につくられている‘ピーコック・ルーム’はもとはロンドンにあったレイランド邸の食堂。室内装飾のうち壁画を手掛けたホイッスラー(1834~1903)は1877年に完成させた。金一色の孔雀というのはまさに東洋美術の象徴的な画題。孔雀と対面する形で‘磁器の国の姫君’も青花の瓶や壺に囲まれエキゾチックなジャポニスムの香りを放っている。

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