« Eテレ‘100分de名著’ 世阿弥の‘風姿花伝’! | トップページ | 待望のソチ五輪開幕! »

2014.02.07

ビッグニュース!今秋 西洋美で‘ホドラー展’

Img_0003

本日、上野の東博と東京都美をまわっていたとき大変嬉しい展覧会情報が入ってきた。この秋西洋美でスイスの国民的な画家、フェルディナント・ホドラー(1853~1918)の回顧展が行われる。

すでにチラシができており、7点が載っている。油彩、素描などが80点展示されるようだ。日本の展覧会でホドラーを体験したのは8点くらいだが、08年パリを旅行したとき運よくオルセーで開かれていた大規模なホドラー展に遭遇したため、この画家の画風については平均以上に目は慣れている。

ホドラーに興味が湧いたのはクリムト(1862~1918)の‘ベートーベンフリーズ’(1902年)にでてくる人物の描き方がホドラーの‘選ばれた人’(1893~94)で使われた平行の原理に強い影響をうけていることがわかったから。ベルン美にある‘選ばれた人’との出会いを切に願っているのだが、この絵は美術館のお宝のひとつだから日本にはやってこない。こういう絵は現地に出向くほかないが、実現にはまだ時間がかかりそう。

ホドラーの絵はチラシに使われている作品のように女性や男性を3~5人くらい画面のなかに平板に横に並べていくのが特徴。また、背景を単色にして描かれた肖像画も多く、自画像も何点かある。5年くらい前、世田谷美であった‘ヴィンタートゥール美展’には自画像と女性画の2点が出品された。

ホドラーはスイス人だからアルプスを描いたものも多い。チラシの7点のうち4点が山の絵。山はだいたい湖の向こう側でとらえられる。懐かしいレマン湖やトゥーン湖とアルプスの山が一緒にでてくるとスイスモードは全開。画面全体がすっきりと明るい色で彩られ、山や雲の形は意匠化されたように表現されているので装飾的な香りがする作品になっている。

今年はチャレンジしてくれないかなと思っていた画家の回顧展がいくつもある。今はシャヴァンヌがBunkamuraに登場し、4月がバルテュス(東京都美)、そのあと6月には三菱一号館美がヴァロットンをやり、秋にホドラー、最後が横浜美のホイッスラー。楽しみの多い1年になりそう。

|

« Eテレ‘100分de名著’ 世阿弥の‘風姿花伝’! | トップページ | 待望のソチ五輪開幕! »

コメント

こんばんは。
明日というか、もう今日ですが、大雪のようですね。
いづつやさん、今日と言うか、昨日廻られて良かったですね。
僕は西洋美術館のモネも、東京都美術館も観ましたがいづつやさんのご感想を伺いたいです。
ホドラー、日本スイスの記念年と言うことで開催のようですね。
僕は全く知らない画家だから、勉強します。

投稿: oki | 2014.02.08 00:15

to okiさん
今日の雪は積もりそうですね、スイミングクラブ
へ行けるかどうか?

西洋美のモネ展はすでにみている作品が多いので
パスです。今年は印象派は国立新美のオルセー展
と世田谷美のジャポニスム展以外はなさそうですね。

ホドラーは写実と装飾、そして表現主義が上手い
具合に混ざった画家です。回顧展は嬉しいですね。
ソチ五輪がはじまりましたので、しばらくは美術
より五輪の話がメインになります。

投稿: いづつや | 2014.02.08 14:21

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビッグニュース!今秋 西洋美で‘ホドラー展’:

« Eテレ‘100分de名著’ 世阿弥の‘風姿花伝’! | トップページ | 待望のソチ五輪開幕! »