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2014.02.05

サプライズの魔鏡現象!

Img_0004     ‘三角縁神獣鏡’(3世紀)

Img_0005      復元された‘三角縁神獣鏡’の鏡面

Img      鏡裏面の文様が映る魔鏡現象

1/31のTVニュースに大変興味深い映像が流れた。京博がデモンストレーションした‘魔鏡現象’、3世紀頃の古墳から出土した‘三角縁神獣鏡’を復元したものの鏡面に太陽の光を当てると壁に文様が映しだされた。

三角縁神獣鏡のことは知っていたが、この魔鏡現象というのははじめてみた。壁に現れた文様は鏡の裏面に描かれた神や獣。こういうパフォーマンスにより当時の支配者は人々に自らの権力を示していたのだろうか。遠い古代社会の風景に心が誘われる思い。

この古代鏡の復元に威力を発揮したのが最新の3Dプリンター技術、応用の範囲をドンドン広げているこの新兵器は美術品にも使われだした。ちょっと前までは魔鏡現象を確かめてみるなんてことは誰も考えなかったはず、その意味ではいい時代に生きている。

卑弥呼が女王として君臨した邪馬台国がどこにあったのか、九州か近畿か?今は近畿説が有力になりつつあるが、それを裏付けるものの一つが1997年に天理市黒塚古墳から大量にでてきた銅鏡。縁が鋭く三角にとがった‘三角縁神獣鏡’が34枚もみつかった。

魏志倭人伝には鏡についてこう記されている。
‘景初三年魏は卑弥呼に銅鏡百枚を贈った。そして、卑弥呼に魏と国交を結んだことを国中の人に知らしめるよう申し伝えた’。で、卑弥呼は銅鏡を日本中に配布したと考えられ、黒塚古墳と同様の三角縁神獣鏡は日本中から出土している。

卑弥呼は黒塚古墳付近を拠点にして鏡を全国へ配ろうとしたのではないか、近畿で銅鏡の出土数が多いのはここに邪馬台国があったから、これが近畿説のひとつのストーリー。

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