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2014.02.17

‘森本草介展’にやっと遭遇!

Img_0002_2       ‘アンティーク・ドール’(2012年)

Img_0003_2       ‘女FORME’(1996年)

Img_0004_2       ‘初秋の川辺’(2006年)

Img_0005_2       ‘ペリゴールの村’(1999年)

先週の金曜、新聞の広告欄に日本橋の三越で行われている‘森本草介展’が載っていた。会期は2/5にはじまり今日17日まで。この画家の回顧展に遭遇することを長いこと願っていたのに迂闊にもこの情報は見逃していた。これはミューズのお告げ、幸運をかみしめて最終日にすべりこんだ。

出品作33点はすべて千葉市にあるホキ美が所蔵するもの。数年前この美術館が誕生したことは承知しており、写実画が多く揃っているという情報も入っていた。だが、その中核となっている森本草介(1937~)が36点もあることは知らなかった。国内最大の森本コレクションとのこと。これにもっと早く気づいていたら、現地へ足を運んでいたのに。

森本の作品で惹かれるのは女性を描いたものと風景画。といっても過去体験したのは3点のみ、その1点はびっくりするほど精緻に描かれた女性の肖像画、そのリアルすぎるほどリアルな肌の質感描写や髪1本々まで息を吞んでみた。今回そんな女性像と裸婦画が全部で20点ちかくあった。

どの作品の前に立っても画面に吸いこまれてしまうが、とくに長くみていたのが2年前に描かれた‘アンティーク・ドール’。そして、裸婦画では‘女FORME’の珍しいポーズが目にとまった。静謐なセピアトーンの空間のなかでこの女性はなにか思いつめたように視線を下にむけている。

同じセピア色で描かれた風景画、以前みた‘初秋の川辺’はホキコレクションの一枚だった。川面をきらきら照らす光やそこに映りこむ木々をみていると、手前からこの川の光景を実際にながめているような気分になる。これほど写実性の高い風景画を描く日本人画家を森本のほかにみたことがない。

フランスの田舎の情景が横長の画面に描かれた‘ベリゴールの村’は心がとても落ち着く風景画、前景いっぱいに広がる草花の静けさ、やさしさ、じっとみているとワイエスの‘クリスティーナの世界’(MoMA)が重なってきた。そうだ、森本草介は日本のワイエス!同じような横長の作品がほかにも3点ほどあった。

森本の作品は今号100万円、するとここにある33点の価値はうん十億円、ホキ美が所蔵する自慢のコレクションをみる機会が突然めぐってきたことを心から喜んでいる。

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コメント

ホキ美術館には、以前から一度足を運びたいと思いつつ実現していないので、森本草介展に行こうと思い、今日、日本橋の三越へ行きましたが、一昨日終わっていたのですね!

がっかりしましたが千葉のホキ美術館へ2、3カ月中に行こうと思っています。

『写実派絵画の魅力』というホキ美術館の館長保木氏が書いた本を去年初めて見て、森本草介初め現代日本の写実絵画に関心が生まれました。

写真とは違う、絵画らしい質感のある迫真的な写実性は、惹かれるものがありますね。去年、現代スペインの写実派アントニオ・ロペス展をBunkamuraで見たのも、思い出になっています。

一つ素朴な疑問がありますが、『初秋の川辺』は途中から川面が分断されているのは、どうしてなのでしょうか。

投稿: ケンスケ | 2014.02.19 22:53

to ケンスケさん
偶然、新聞の広告欄でこの回顧展を見つけ
ました。土日は大雪で動けなったので最終日
に喜び勇んで出かけました。

33点もみれたので一気に森本草介に近づくこと
ができました。ただ、残念だったのは図録をつく
ってないこと。これは合点がいきません。

ホキ美は森本草介の図録をつくるともう美術館
に客がやってこないからつくりたくないのでしょう。
これだけの数の作品があるとふつうは図録をつく
るのですが。

‘初秋の川辺’の川には段差があるんです。こちら
から向こう側にかけて、これは絵をみられたらすぐ
わかります。

投稿: いづつや | 2014.02.19 23:29

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