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2014.02.22

二度目の‘大浮世絵展’!

Img_0001       菱川師宣の‘見返り美人図’(元禄前期、東博)

Img_0002      歌川国政の‘市川鰕蔵の碓井の荒太郎定光’(1796年 東博)

Img_0004 歌川国虎の‘羅得島湊紅毛船入津之図’(1815~42年、アジア美)

Img_0005     井上安治の‘新吉原夜桜景’(1880年 江戸東博)

江戸東博で行われている‘大浮世絵展’(3/2まで)はなにしろ出品作が400点くらいあるから、一回の鑑賞では終わらない。数が多いだけでなく一枚々の質の高さも相当なもの、普通の浮世絵展ではでてこない個人が所蔵しているものとか大英博、シカゴ美、ホノルル美、ベルリンアジア美の摺りの状態のいいものが続々登場するのでそうやすやすと見逃すわけにはいかない。

開幕前にチケットを2枚買っておいたが、隣の方は2回目はお一人でどうぞ、というので都合3回足を運ぶことになった。展示リストとにらめっこして2/4~2/16、2/18~3/2に展示されるものをみると8割くらい目のなかに入れることができる。2/7にみたのは137点。大半は展示替えのものだから、みるぞ!モードはスタートから全開。

まず足がとまったのが菱川師宣(?~1694)の‘見返り美人図’、美人画の代名詞のような浮世絵だから心も体もぐっと寄っていく。それにしてもこの目の覚める赤の衣装は強烈なインパクト、そしてその赤を引き立てる薄緑の帯。師宣は天性のカラリスト。

赤というと歌川国政(1773~1810)の描いた歌舞伎役者の隈取も強く印象に残る。真横から描いた血管が浮き出るような赤の筋隈と鷲鼻の形が荒事の豪快な演技をあますところなく伝えている。

今回大きな収穫だったのが歌川国虎(生没年不詳)の描いた巨人像(ベルリン国立アジア美蔵)。これは世界七不思議のひとつ、エーゲ海のロードス島の港に立っていたとされる太陽神ヘリオスの像。老人顔の神像だが、これだけ大きいと思わず息を吞んでみてしまう。足をかけた港の入口を通って海にでていく帆船がだんだん小さくなっていくところをみるとこの像がいかに巨大だったかが想像できる。国虎も描いていて楽しかったにちがいない。

そして、お気に入りの井上安治(1864~1889)の‘新吉原夜桜景’、これも追っかけ画の一枚。青みがかった漆黒の世界に浮き上がる窓の朱の明りが心に沁みる。

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