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2014.01.08

‘大浮世絵展’は浮世絵のオールスターゲーム! 歌麿

Img_0001     ‘四季遊花之色香 上下’(1781~85年 大英博)

Img_0002     ‘鮑取り’(1789~95年 大英博)     

Img_0003     ‘北国五色墨 てっぽう’(1795年頃 シカゴ美)

Img_0004     ‘難波屋おきた’(1789~1801年)

今年の展覧会めぐりは江戸東博からスタートした。両国駅に来るのは久しぶり、1万人の入場があったという2日3日は期待の‘大浮世絵展’(1/2~3/2)は大混雑だったようだが、今日の10時半ころは普通の入りだった。でも、12時には大勢の人が押し寄せていた。タイトルについている‘大’がかなり効いている感じ。

キャッチコピーの‘浮世絵の傑作、大集合’に偽りなし!これは浮世絵のオールスターゲームといっても過言ではなく、20年に一度クラスのスゴイ展覧会。国際浮世絵学会の創立50周年を記念する特別展だから、浮世絵コレクションで名が知れる海外のブランド美術館から相当数の名品がやって来るだろうと思っていたが、予想を大きく上回る豪華なラインナップが実現していた。会期中全部で約340点が展示される。数が多いだけでなく一点々が絵柄といい摺りの状態といい一級の浮世絵。

とりわけ嬉しいのが喜多川歌麿(1753~1806)、‘ええー、これがあるの!あれも’、というくらい追っかけ画が目の前に現れた。これはたまらない、大英博からやって来たのは絶品の2点、‘四季遊花之色香’と‘鮑取り’。
‘四季’はボストン美蔵のものを4年前みたのだが、手元にある美術本に載っているのはこの大英博にあるもの。着物の柄のこまかいところまではっきりわかるうえ色がよく残っている。これがみれるなんて天にも昇る気分。

画集でもみたことのない‘鮑取り’にも体が震える。海中には腕のよさそうな二人の海女、そして舟の上に3人、籠の大きさからすると今日の収穫は上々の様子、岩場からこれをながめている女たちの配置がじつにいい感じで左では男の子が蟹と遊んでいる。

長いこと追っかけていた‘北国五色墨 てっぽう’にようやく会えた。これを原宿の太田記念美が所蔵していることを知り展示されるのをずっと待っていたが、どういうわけか展示されない。諦めていたが、思わぬところでシカゴ美のものと遭遇した。この肉感的で貫録十分の遊女の前ではちょっと緊張する。

‘難波屋おきた’は珍しい絵(展示は1/2~14)。一枚の紙の裏表におきたの立ち姿が摺られている。うしろ向きとこちら向き。この絵の存在は知っていたが、お目にかかるのははじめて。展示は1/2~14なので幸運だった。もう一点ある‘高島おひさ’は1/15~26に展示される。

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コメント

こんばんは。
展覧会ハシゴされましたか?
はじめは大浮世絵展、僕は混雑で良く観られなかったけど、博識のいづつやさんがご満足ということはやはり凄い展覧会だったのですね。
国宝彦根屏風は良く観られました?
何しろ最初に飾ってあるから。
僕は北斎の娘さんの描いた画なんて良かったです。
図録買われた事と思いますが、重かったでしょう。

投稿: oki | 2014.01.09 01:19

to okiさん
彦根屏風はじっくりみました。そのあとからも
サプライズが次々と、これほどいい作品が集まっ
ていたとは、びっくりしました。

分厚い図録は宝物になりますが、昨日は3冊持ち
歩きましたから腕がちょっと痛くなりました。
こういうお宝浮世絵全部みせますというのは
美術館に対する好感度を一気にあげますね。とく
に海外にある保存状態のいいものが並ぶ浮世絵展
というのは一生の思い出になります。

投稿: いづつや | 2014.01.09 13:58

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