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2014.01.27

藤田嗣治の宗教画と風俗画!

Img     ‘十字架降下’(1927年 ひろしま美)

Img_0005     ‘優美神’(1946~48年 聖徳大学)

Img_0003     ‘カフェにて’(1949~63年)

Img_0004     ‘朝の買物’(1962年)

この半年の間にTVの美術番組で藤田嗣治(1886~1968)の物語を2回みたので、今年は新しい建物になった秋田県美へ出かけ大壁画‘秋田の行事’をみようという気になっている。まだ足を踏み入れていない地というのは情報がないせいかちょっと心細いところがある。秋田も心理的には遠い街、でも気持ちがこの地にむかいだすと、秋田新幹線に乗れば2時間くらいで着くことに気づく。これで心のバリアが消えた。

藤田の作品に全部魅せられているわけではないが、上手い絵だなと思うものがいくつもあるから、これからもずっとつきあっていく画家であることに変わりない。そう思わせるきっかけとなった作品がひろしま美でみた‘受胎告知’、‘山王礼拝’、‘十字架降下’。

広島に住んでいるときこの美術館には何度も足を運んだが、出かけるたび藤田の宗教画を描く腕前に感心させられた。強いインパクトを持っているのが琳派をイメージさせる金箔の地、日本人だからこそ描ける日本流宗教画という感じ。

8年前東近美で開催された回顧展でお目にかかった‘優美神’もじっとながめてしまう作品。これをみていると二つののことが思い浮かぶ、古典絵画ではお馴染みの三美神とボッティチェリの‘春’に描かれた様々な草花。精緻に描きこまれた美しい花々、これほど見事な西洋絵画を描いてしまうのだから藤田の描写力は本当にすごい。

‘カフェにて’は数点のバリエーションがあるようで、回顧展にでた2点(ともに個人蔵)とポンピドーにある1点をみた。テーブル席につき手をあごのところにやり物思いにふけっている女性の姿はドガの絵にでてくる女性を連想させる。そしてマネの絵も浮かんでくる。パリの日常の光景をとらえたドガ、マネ、藤田はしっかりつながっている。

藤田は子ども画の名手、‘朝の買物’やポーラ美やパリ市美にある子どもたちを描いた作品に200%魅了されている。口元をきゅっとしめ買ったフランスパンを手にもっている女の子、つい‘パンは好きかい’と声をかけたくなる。

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