遠藤 琴欧洲を破り10勝目!
琴欧洲をすくい投げで破った遠藤
大相撲1月場所は横綱白鵬が13連勝と勝ち続け全勝優勝に一歩近づいた。今日の対戦相手は早々と綱とりに失敗した稀勢の里だから楽に押し出した。
この調子のいい白鵬に千秋楽に挑むのは大関鶴竜、初日に敗れたものの2日目からはずっと白星を重ね横綱を追っている。今場所鶴竜は5キロ体重が増えたという。この効果が相撲の内容にでており、連日力強い取り口をみせている。大関になってはじめて優勝に絡んできたが、今場所賜杯に届かなくてもこういう安定感のある相撲をとっていたら、綱への道が開けるかもしれない。
白鵬、鶴竜についで今場所大相撲ファンの注目を集めているのが幕内3場所目の遠藤、昨日は勝ち越しのかかった琴奨菊に気迫でふっとばされてしまったが、今日は関脇の琴欧洲を土俵際きわどいすくい投げで破った。これで10勝目。あと2番勝って12勝とするかもしれない。
昨年遠藤を期待の力士としてとりあげたとき、すぐにでも白鵬の後継者になると断言したが、予想通りそんな雰囲気になってきた。やはり遠藤は久しぶりにでた大物。とにかく相撲勘がいいから相手の動きに機敏に対応して流れのなかで投げを決め、土俵を割らせる。これは白鵬のような相撲。
今場所最も注目された稀勢の里、またもダメ、肝心なときにいつも期待を裏切る。こんなに気が小さいようでは横綱は無理、これからはファンの目は体の大きくなった鶴竜と遠藤、そしてエジプト出身の大砂嵐に移っていくだろう。
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