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2014.01.20

マネの描いた夫人の肖像画!

Img     ‘読書’(1868年 パリ オルセー美)

Img_0001     ‘青い長椅子のマネ夫人’(1874年 オルセー美)

Img_0003     ‘温室のマネ夫人’(1879年 オスロ国立美)

Img_0004     ‘温室にて’(1879年 ベルリン絵画館)

マネ(1832~1883)は妻シュザンヌの肖像画を何点か描いている。そのうち3点がパリのオルセー美にある。‘読書’、美の巨人たちにでてきた‘ピアノを弾くマネ夫人’(1867~68年)、そしてパステル画の‘青い長椅子のマネ夫人’。

残念なことにどれもまだ縁がない。これまでオルセーを訪問したのは3回、マネの作品が展示されている部屋でお目にかかるのはいつも‘草上の昼食’、‘オランピア’など美術本に載っている有名な作品ばかり。館のつくる図録に‘読書’ら3点は掲載されてないからこういう作品はいつもは倉庫のなかにあってときどき並べられるのだろう。

シュザンヌはオランダ人で2歳年上の姉さん女房、‘読書’をみると丸顔でぽっちゃりタイプの女性。‘青い長椅子’の女性は別人のようにみえるが、‘温室のマネ夫人’は‘読書’のころからひとまわり太った感じ。昨年1月、メトロポリタン美で50歳ころのシュザンヌを描いた横向きの肖像画と出会った。顔はみえないがボリュームのある体つきではなかった。

‘温室のマネ夫人’をみたのは4年前開かれた三菱一号館美の開館記念展‘マネとモダン・パリ’、夫人が座っているベンチはどこかでみたことがある、そう、10年くらい前西洋美で‘ベルリン美展’があったとき展示された‘温室にて’。この絵に描かれた美形の女性にぐぐっと惹きこまれたのを今でもよく覚えている。

ここに描かれている二人はマネの友人ギルメ夫妻、でもその関係はどこかあたたかくない。ドガの‘アプサント’ほど冷め切った空気は流れていないが心が通い合っていない様子。経済的に恵まれた夫婦であってもお金に困っている男女であっても、信頼関係はなにかの拍子でがらがらと音をたてて崩れていく。

2枚の絵はマネがアトリエとして借りていた家の温室で描かれた。ギルメ夫妻を描いているところにシュザンヌがやってきたので、マネは妻も同じポーズで描くことになった。

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