東京の街角でみれる吉岡徳仁の作品!
先週東京都現代美で体験した吉岡徳仁の個展、展示されているのは9作品だけなのでさっとみるなら20分もあればそれで終わりとなる。でも、今回は関心の高かったデザイナーのものだから倍の時間をかけてみた。最後に展示してあった‘ハニーポップ’と‘パーネチェア’をみたので、引き上げようと思ったら隣の部屋で映像が流れていた。
時間をみると50分とある、ううーん、長い!どうしようかと迷ったがほかに寄る展覧会は2つしかないのでみることにした。50分のメイキング映像だから吉岡徳仁がデザインした作品がいろいろでてくる。クリスタルのものは高級ファッションブランドとの親和性が高いからブランドの魅力を演出するつくりものには格好の素材になる。銀座にあるスワロフスキーの店のファサードが目をひいた。
映像のなかで最も気になったのが同じ銀座にあるメゾンエルメスのウインドー。じっとみていると映像のなかの女性がふっと息をかけると前に掛けられているスカーフが飛ばされる、一瞬目が点になった。これはおもしろいアイデア、一体どういう仕掛けになっているのか?俄然本物をみたくなった。いまでもお店に行けばみれる?
吉岡徳仁を知るきっかけとなったのは新オルセー美に設置されているガラスのベンチ、これと同じ素材でつくられた椅子が映像で紹介された。場所は六本木ヒルズのけやき坂道路、どのあたりかすぐイメージできないが、来年は‘ラファエロ前派展’が森アーツセンターであるからこのときみてみるつもり。
紙を数多く積み合わせてハニカム構造にし、それを椅子に変形した‘ハニーポップ’、この発想には200%感心した。MoMAやポンピドーセンタ―などがこれを永久所蔵品に選んだのはよくわかる。こんなものを生み出せる芸術家はそうはいない。やっぱりスゴイ才能、これから吉岡徳仁の作品をみる機会があったら見逃さずに出かけようと思う。
| 固定リンク
コメント