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2013.12.23

2013年ゆるーり回顧 目に焼きついた光輝く絵!

Img     ミレーの‘松明での鳥の猟’(1874年 フィラデルフィア美)

Img_0002     ターナーの‘レグルス’(1827年 テート・ブリテン)

Img_0005     ピサロの‘ルーアンのボワエルデュー橋、日没’(1896年 バーミンガム美)

今年の美術鑑賞は横浜美の‘下村観山展’で終了。1月のアメリカでの美術館めぐりをふくめて今年は54回絵画をはじめとする美術品をみる機会があった。昨年は59回だから、ほど同じくらいのペース。で、今日から1年を通して印象深かった作品、あるいはサプライズの作品をならべてみたい。

ワシントン、フィラデルフィア、ニューヨークにある美術館を10館まわり、心にとまった作品を数多く紹介した。拙ブログは掲載する作品は4点ないし3点に決めている。そのため、グルーピングや組み合わせの流れにより割愛せざるを得ないものがでてくる。フィラデルフィア美で遭遇したミレー(1814~1875)の絵もそんな一枚。

この‘松明での鳥の猟’は事前に作成した必見リストに載せていたもの。暗い画面のなかに一際輝く松明、これに寄ってきた鳥たちを棒のようなものでたたき落とすのだろうか、二人の男女が地面に這いつくばって必死に鳥を捕まえている。一瞬、薪能能の舞台を連想した。この強烈な光の輝きが目に焼きついている。

国内であった展覧会でも眩しい光が印象的な作品が2点あった。ターナー(1775~1851)の回顧展(東京都美)に展示された‘レグルス’と1ヶ月前東京富士美で開催されている‘光の賛歌 印象派展’(来年1/5まで)でお目にかかったピサロ(1830~1903)の‘ルーアンのボワエルデュー橋、日没’。

‘レグルス’の眩さはエポック的な鑑賞体験となった。この絵がどんな物語を描いたかは横に置いたとして、こんな強い光を放つ太陽と真正面から向きあう絵をこれまでみただろうか、太陽が山のむこうにみえるような情景だと強烈すぎるかもしれないが、これは海景。だから、眩しさは水面でいくぶん和らげられるのでじっとこの光景に見入ってしまう。特別な絵に出会ったという思いが長く残りそう。

ピサロの橋の絵をみたあと画集などでピサロの作品をレビューしてみたら、この画家はほかにも眩しい絵を描いている。例えば、オルセー美のある‘焚き火をする若い農婦、白い霜’は点描の効果で明るい光が画面にあふれている。ルーアンの橋の絵でピサロに対する見方がちょっと変わった。

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