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2013.12.13

ゴッホ、ドニ、モンドリアンの点描画!

Img_0001     ゴッホの‘レストランの内部’(1887年)

Img_0003     ゴッホの‘種まく人’(1888年)

Img_0005     ドニの‘カトリックの秘蹟’(1891年)

Img_0007     モンドリアンの‘砂丘’(1909年)

国立新美でゴッホ(1853~1890)の作品をまとまった形でみるのは3年前あった‘没後120年 ゴッホ展’についで二度目、前回は東近美で開催された回顧展(2005年)と同様作品の大半はアムステルダムにあるゴッホ美とクレラー=ミュラー美(オッテルロー)のものだったが、今回はクレラー=ミュラーだけ。

それにしてもこの2大ゴッホコレクションは日本によくやって来る。これまで5回みる機会があった。大好きなゴッホの絵がみれるとあれば見逃すわけにはいかない、だから皆勤。何度もでかけていると展覧会には欠かせない定番作品があるのに気づく。‘レストランの内部’と‘種まく人’はお馴染みの作品。

ゴッホがパリにいたとき描いた作品のなかでこの点描で仕上げた‘レストランに内部’に最も魅せられている。点描画の真骨頂である明るい画面がなんといっても心に響く。ゴッホは辛抱強く小さな色の点をおいていったにちがいない。でも、描き終わったあと直感的に‘この技法は確かに色彩を明るく表現できるが自分にはむいてない、色の輝きはもっとのびのびとしたタッチで描きたい!’と思った。

アルルに移ってゴッホの色彩表現は一段と輝きをます。‘種まく人’では黄色の太陽をはじめ‘イエローパワー’が全開、空は青ではなく黄色、麦畑はもちろん黄色、そして黄色は種まく人の衣服の紫がかった青と鮮やかなコントラストをなしている。太陽の光景がみるたびに強く心に刻まれる。

ドニ(1870~1943)はここ数年その平面的な画風に引き寄せられている画家、クレラー=ミュラー美で5点みたが、今回プラスαの2点とお目にかかった。じっとみていたのが点描が使われた‘カトリックの秘蹟’、これはドニが19歳のときから2年にわたって描いた宗教画‘受胎告知’の一枚だが、浮世絵の見立絵と同じ発想。こういう受胎告知もあったのか!という感じ。古典絵画にもしっかり通じているところが才能豊かな画家の証。

モンドリアン(1872~1944)の‘砂丘’は少し離れてみると、いろいろなイメージが湧いてくる。こうした点描画がやがてあのシンプルな基本三原色で構成された抽象画へと発展していく。モンドリアンの求めた究極の色彩美の原点がこの点描画。色がこれくらい生き生きしていると楽しくなる。

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