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2013.12.29

心を震わせる現代アートの美!

Img_0001     フリップスコレクションの‘ロスコルーム’(1953年)

Img オキーフの‘ジャック・イン・ザ・プルピットⅢ’(1930年 ワシントン国立ギャラリー)

Img_0002     ウォーホルの‘キミコ・パワーズ’(部分 1972年 パワーズコレクション)

アメリカの美術館をまわっているとヨーロッパでは味わえないアメリカならではの作品と数多く遭遇する。それは豊かな才能に恵まれたアメリカ人現代アーティストが生み出した傑作アート。

はじめて訪問したワシントンのフィリップスコレクションでは期待の作品を運よくほぼみることができた。そのなかで、心が半端じゃないほど震えたのがロスコルームに飾ってあった4点。緑、えび茶色、黄色、橙色、黒の色面が美しい輝きを放っている。ロスコ(1903~1970)がいくつも描いた色面の組み合わせで最も惹かれるのはこうした鮮やかな色がぐっと迫ってくるもの。あとからこの美術館巡りをふりかえってみると、全部で12点遭遇したロスコは最初に出会ったこのロスコルームが最高だった。

20世紀以降きら星のごとく美術界に出現したアメリカ人アーティスト、今関心を寄せているのは10数人ほど、オキーフ、ポロック、ロスコ、ニューマン、ステラ、ケリー、ジョーンズ、デ・クーニング、ラウシェンバーグ、ウォーホル、リキテンスタイン、ローゼンクイスト、ウェッセルマン。

オキーフ(1887~1986)の作品をまとまった形でみたのは08年と今年の2回。巨大な花や空に浮かぶ牛の骸骨が心をとらえてはなさない。ワシントンナショナルギャラリーでは念願の絵が姿を現してくれた。TASCHENのオキーフ本の表紙に使われている‘ジャック・イン・ザ・プルピットⅢ’、まさに現代アートの美の真髄をみる思い、時間があればずっと絵の前にいたかった。

日本の川村記念館で有名な作品がみれるロスコやワシントンやNYのメトロポリタンでかなりの数を体験したオキーフに対して、ポップアートの旗手ウォーホル(1928~1987)についてはみた作品の数は多くなかった。ところが、今年はアメリカの美術館めぐりと夏に国立新美で開催された‘アメリカン・ポップ・アート展’によって鑑賞作品が飛躍的に増えた。おかげでウォーホルのスゴさがだんだん身に染みてきた。

ウォーホルに一番魅せられているのはその色彩感覚、天性のカラリストといっていい。これは国立新で披露されたパワーズコレクションでもいかんなく発揮されている。初見の‘キミコ・パワーズ’では赤や青など背景の色と着物の色を同じにし顔には浮き出すような色を使っている。来年2月に森美で‘ウォーホル展’が開かれる。わくわくしながら開幕を待っている。

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