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2013.11.17

3年ぶりの‘ミュシャ展’!

Img               ミュシャの生地イヴァンチッツェ

Img_0002      ‘オー・カルチェ・ラタン誌 特別号’(1898年)

Img_0003      ‘レスタンプ・モデルヌ誌 サランボー’(1897年)

Img_0004      ‘ウェイヴァリー自転車’(1898年)

横浜そごうで今‘知られざるミュシャ展 故国モラヴィアと栄光のパリ’(10/19~12/1)が開かれている。ミュシャ(1860~1939)の描く女性には特別の思い入れがあるので、これまでミュシャ展があると足がひとりでに美術館に向かっていた。

前回みたのは3年前三鷹であった堺市が所蔵するミュシャコレクション展、これを含め3冊も図録がたまったのでミュシャはもういいかなという感じ。だから、今年森アーツセンターギャラリーで行われたものはパスした。普通ならそごうの展覧会もお休みだが、招待券をいただいたので大観展と合わせてみてきた。

タイトルの‘知られざる’が気になるところ、そのわけは今回展示されている作品161点の大半がミュシャが生まれたチェコのイヴァンチッツェ近郊に住む医師チマル博士の祖父母から3代にわたるコレクションだから。このコレクションはヨーロッパ以外でははじめて公開されるのだとか。地元の人物が蒐集したものとなるとやはり期待したくなる。

作品のなかには女優サラ・ベルナールが演じる‘ジスモンダ’などを告知するお馴染みの縦長ポスターがあるから予定通りいい気持ちになった。次々とでてくるポスター、装飾パネル、商品広告に描かれた可憐で美しい女性は顔なじみのモデルが多い。でも、はじめてみる絵柄もずいぶんあり、ついつい惹きこまれた。

ハッとしたのが‘オー・カルチェ・ラタン’。女性の膝のところに腕に花束をもった男性や女性がいる。そして後ろにも着色されてない女性たちが沢山描かれており、同様に花を持っている。これはガリバーと小人たちの世界、ミュシャがこんなおもしろい絵が描いていたのは意外だった!

‘サランボー’は雑誌についているカラー版画。目が吸い寄せられたのが立ち姿の女性の背景に描かれた文様、流麗な曲線の描写がアールヌーヴォ―の魅力を強く印象づけている。隣にも同じく版画の‘サロメ’があり、うっとりしながらみていた。

ウェイヴァリー自転車はアメリカの自転車。この雑誌広告に女性が使われている、当時、自転車に乗っていたのは主に男性だと思うが、美女を登場させ需要を喚起しようという作戦。広告のABC理論というのがある。顧客にうける広告というのは‘A’(アニマル)、‘B’(ビューティー)、‘C’(チャイルド)がでてくる。このセオリーはこの時代からはじまっている。

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コメント

僕は反対で、森アーツセンター行ったから、そごうは行かなくて良いかなと。
森アーツは、何しろ千足先生ご監修であられるから。
知られざるミュシャは何方が監修されたのですか?
今年は印象派の年でしたが、来年は、ラファエル前派の年になりそう。
東京富士美術館でも、9/17-11/24まで、ロイヤルアカデミー展覧 ターナーからラファエル前派まで、という展覧会やるそうで。

投稿: oki | 2013.11.19 22:24

to okiさん
監修はチェコの人ですが、千足氏は‘はじめに’
を書いてられます。東京富士美はクルマで楽に
行けるところだったので、これからはでかける
つもりです。

投稿: いづつや | 2013.11.20 01:24

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