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2013.11.21

東京富士美にこんないい西洋絵画があったとは!

Img      ラ・トゥールの‘煙草を吸う男’(1646年頃)

Img_0001     ルブランの‘ユスーポフ公爵夫人’(1797年)

Img_0003     ターナーの‘ユトレヒトシティ64号’(1832年)

Img_0002     クールベの‘水平線上のスコール’(1872~73年)

印象派とポスト印象派の作品をみることをライフワークにしているから、国内の美術館にある作品はだいたい頭のなかに入っている。はじめて訪問した東京富士美の自慢の印象派コレクションで最初に遭遇したのは今回の‘光の賛歌 印象派展’(10/22~1/5)にも出品されているモネの‘睡蓮’。

同じくこの展覧会に飾ってあるモリゾの‘テラスにて’やマネの‘散歩’にもこれまでお目にかかった。そして、もう1点ルノワールの‘赤い服の女’は3年前国立新美で開催された回顧展で出会った。また、シスレー、ピサロ、カイユボット(いずれも印象派展に出品)もしっかり揃っている。特別展をみたあと平常展示の部屋をまわったら、さらにゴッホとカサットが目の前に現れた。カサットは日本でみたことあった?という感じ。

だから、東京富士美は印象派絵画をまとまってみれる美術館のひとつであることはまちがいない。ちなみにほかの美術館で同様の楽しみがあるのは西洋美、大原美、ブリジストン美、ひろしま美、ポーラ美、山形美(吉野石膏コレクションの寄託)。平常展を進んでいるうちにここの西洋絵画のサプライズは印象派だけでないことがわかってきた。否が応でもテンションがあがる。

ラ・トゥール(1593~1652)の‘煙草を吸う男’がこの美術館が所蔵するものであることを知ったのは、2005年にあった‘ラ・トゥ―ル展’(拙ブログ05/3/14)、40点くらいしかないラ・トゥールの真作の1点が日本にあることがとても誇らしく思えた。薪に息を吹きかける男の顔は焔で明るく照らされ闇のなかに浮かび上がっている。カラヴァッジョとともにラ・トゥールは一生つきあっていこうと思っている画家、この一枚でルーヴルにいるような気分になった。

ほかにこれもあるの!というのがロラン、カナレット、ブーシェ、ハルス、ルブラン、ターナー、クールベ、このなかでルブラン(1755~1842)の女性の肖像画は三菱一号館美で開催された回顧展(11/3/1)でお目にかかった。ロラン、ハルス、ターナーは西洋美にもないはず。隣の方と‘スゴイ!’を連発しながらながめていた。

ターナー(1775~1851)の海景画とクールベ(1819~1877)の荒れる海の波頭を描いた作品はコローやドービニーと一緒に印象派展のプロローグとして展示されており、図録にも収録されている。

東京富士美はこれから縁が深くなっていきそう。okiさんの情報によると、ロンドンのロイヤルアカデミーであった‘ターナーからラファエロ前派まで’展が来年ここに巡回する(9/17~11/24)とのこと。期待して待ちたい。

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コメント

東京富士美術館のコレクションは、国立美術館?と思えるほどすごいです。実際、国立西洋美術館にも所蔵されていない有名画家と何人も出会えるので、びっくりします。

ゴヤの子供の肖像画は今、展示されていましたか。ゴヤの油彩作品も日本で唯一のはずです。

池田氏は、特にフランスの絵画がお好きでロココから後期印象派まで幅広く集めたようですね。

去年、私が行った時は、『大ナポレオン展』というのを
特別展でやっていましたが、富士美術館にはナポレオン関連の蒐集もかなりあるようです。池田氏は、ナポレオンに憧憬を持っているのかとやや奇異に思いましたが。

投稿: ケンスケ | 2013.11.22 07:56

to ケンスケさん
ゴヤの絵もありますか!すごいですね。残念
ながら展示されてませんでした。

日本の美術館は印象派以前ですとクールベを
除いてこれはという作品に出会うことはあり
ませんから、ラ・トゥールやロランなどがでて
きますとおおー!という感じになります。
資金力のある美術館ならではのコレクション
ですね。

館内に過去実施した展覧会のポスターがずらっ
とでてまして、1995年はサンパウロ美名品展
を開催してました。いつかこの目で思っている
ルノワールの絵が使われてました。
ここの企画展はいいものをやってますね。これ
からは美術館の定点観測に加えなくてはなりま
せん。

投稿: いづつや | 2013.11.22 13:14

こんばんは。
まあ、宗教団体の美術館ですからね、金の力で何でも買い漁っているんでしょう。
なんか有名な回顧展に行くと、富士美術館所蔵というのが、必ずありますよね。
あと、この美術館は、看板持つ監視員。
展示室では、お静かに、と看板掲げてますが、いづつやさん行かれた時は目にされましたか?
僕は昨日起きるのが遅く、行けなかったので、再チャレンジです。

投稿: oki | 2013.11.23 21:34

to okiさん
いい美術品は高額で取引されますから、資金力
のない美術館はもともとオープンしないのが
いいんです。中途半端な美術館をつくって税金
を使うのはやめてもらいたいですね。

看板を掲げた監視員がいましたね。こういう人
たちにはじめて出会いました。口で言われるより
この方が効きますね。隣の方としゃべるたびに
‘静かにしてください’と注意されているよう
な気になります。プレッシャーを感じますね。

投稿: いづつや | 2013.11.24 00:50

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