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2013.11.23

目にとまったモネの初見作品!

Img_0001     ‘林檎の下、ヴェトゥイュ近郊’(1878年 アーカンソーアートセンター)

Img_0003     ‘プールヴィルの上げ潮’(1882年 ブルックリン美)

Img_0004     ‘アヴェル門からみた針岩、エトルタ’(1886年 カナダ国立美)

Img_0005     ‘日本の橋’(1918~24年 バイエラー財団美)

印象派の画家で鑑賞した作品の数が一番多いのはモネ(1840~1926)、モネの風景画が好きな人は世の中に大勢いるから回顧展は定期的に開催される。お蔭で図録がどんどん手元に残る。そしてそれらはモネファンにとっては大事に々扱う宝物になっていく。今その宝物は8冊。

東京富士美でみた‘光の賛歌 印象派展’(10/22~1/5)に出品された約80点のなかでモネの絵は27点、だからこの特別展も気持ちの上ではモネの回顧展をみているようなところがある。海外の美術館から集めてきているので初見のものも多い。で、目にとまった作品をいくつか紹介したい。

‘林檎の下、ヴェトゥイュ近郊’は色の輝きでいうとボストン美からやって来た‘ル・カヴェへの道、プールヴィル’とともに最も惹きつけられる作品。手前に描かれた林檎の赤に目を奪われる。赤い林檎に対して、白が強く印象づけられるのは海の波。チラシをみて気になったのがブルックリン美蔵の‘プールヴィルの上げ潮’。

この作品はこれまで図録に参考作品としてよくでてくるのでいつか対面したいと願っていたが、やっとみることができた。強い風に吹かれて白い波が連続して海岸にむかって打ち寄せていく光景がじつによく描かれている。こういう絵ではあまり絵に近づかないほうがいい。すこし離れると絵を描いている少し高い場所からみているような気分になり、風の音が聞こえ緊張感がだんだん増してくる。

興味深くみていたのがエトルタにある有名な奇岩を描いた‘アヴェル門からみた針岩’、アヴェル門を描いた作品はモネだけでなくクールベも体験したが、このようにアヴェル門のなかにその向こうにあるエギュと呼ばれる針岩を描いたものははじめてみた。この光景は絵柄としては確かにおもしろいが、針岩が大きすぎるのでビジーなフォルムにみえる。針岩を小さくして遠景をここに入れるという風にしたら、絵が引きしまるのだが。

晩年モネは白内障に苦しめられた。目がだんだんみえなくなり色の識別ができなくなる。そのため、この頃描かれた日本の太鼓橋はかなり粗っぽい筆使いで線が引かれ画面全体が抽象画的な表現に変化していく。そのなかでこの絵は例外的に緑色の重ね方が丁寧でまとまりのある橋の形になっている。思わず足をとめて長くみていた。収穫の一枚。

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