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2013.11.19

‘光の賛歌 印象派展’をみるため八王子へ!

Img     ルノワールの‘ブージヴァルのダンス’(1883年 ボストン美)

Img_0003     ピサロの‘小川で足を洗う女’(1894~95年 シカゴ美)

Img_0004     モネの‘ジヴェルニーの林’(1887年 ロサンゼルス郡立美)

Img_0006     シスレーの‘春の小さな草地’(1880年 テート)

東京富士美で開催中の‘光の賛歌 印象派展’(10/22~1/5)をみるため八王子までクルマを走らせた。この印象派展ははじめはパスのつもりだったが、6日に美術館めぐりをしたとき手に入れたチラシにとても気になる絵があったので予定を変更して出かけることにした。

東京富士美はまだ行ったことのない美術館、ここの西洋絵画のコレクションは展覧会でときどき遭遇するので一度訪問してみようという思いは前からあった。でも、横浜から八王子まで電車で行くとなると時間がかかりそうだからふんぎりがつかなかった。背中を押してくれたのが今回の展覧会のチラシ。

美術館の場所を示す地図が載っており国道16号線が目に入った。これまで電車だけが頭にあったが、16号線をずっと走ればいいのだったら、これは楽なアクセス。美術館までは1時間くらいで着きそう。隣の方も電車ならつきあわないがクルマなら一緒に行くという。で、1時半に家を出発、東名高速をこえて16号線を走るのは7,8年ぶり。そのため時間の計算を読み誤り、美術館到着までに1時間45分もかかった。

今回の印象派展は東京富士美術館の開館30周年を記念するものだから、展示作品のセレクションに相当気合が入っている。数は80点ほど。国内にある定番の名作が目を楽しませてくれるが、その大半は海外の美術館からやって来たもの。そのなかには印象派のコレクションで世界的に知られているオルセー、ボストン、シカゴ、ワシントンナショナルギャラリーなどのブランド美術館がしっかり含まれている。これは心強い。久しぶりの本格的な印象派展なので心打たれた作品を2回にわけて紹介したい。まずはルノワールのとびっきりの傑作から。

ルノワール(1841~1919)の‘ブージヴァルのダンス’がまたボストンからお出ましいただいた。前回みたのは国立新美の‘ルノワール展’(2010年)だからまだ3年しかたってない。この絵はみるたびに最高の気分にさせてくれる。モデルをつとめたヴァラドンの着る白の衣装がまるで発光体のように輝いている。

今年はルノワールの当たり年、1月に訪問したワシントンにあるフィリップスコレクションで‘舟遊びの昼食’と再会しこの絵の素晴らしさをあらためて心に刻み込んだ。そして、年末近くになってまた大傑作‘ブージヴァルのダンス’が目の前に現れてくれた。この2つとオルセーにある‘ムーラン・ド・ラ・ギャレット’はやっぱり特別な作品。2つもみれたのだから、今年はいい年だった。

チラシで気になった作品がシカゴ美蔵の‘小川で足を洗う女’、描いたのはピサロ(1836~1908)。08年シカゴ美を訪問したとき、この絵に出会ったかどうか定かでない。ピサロの点描を用いた作品はこれまで片手くらいみたが、これには思わず吸いこまれた。日本初公開。

モネ(1840~1926)の読書をしている女性をもうひとりの女性が描いている絵にも足がとまった。この絵は6年前にあったモネ展(国立新美)でもお目にかかった。モネの描く女性や子どもたちは光の溢れる草木の中で生き生きしているのが特徴。それは白を効果的に使うことによって生み出されている。しばらく二人をみていた。

シスレー(1839~1899)の作品が今回沢山でている。最初の展示室にある作品で惹かれたのが初見の‘春の小さな草地’。真ん中にいる前かがみの少女はシスレーの11歳の娘。シスレーの絵にでてくる人物をこれまで関心深くみたことはなかったが、この少女はちがった。日差しのあたった白い服が心をとらえてはなさない。

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コメント

東京富士美術館は遠いので、今回の印象派展に行こうかどうか迷っています。この美術館には、去年常設展を見るために一度行きましたが、国立西洋美術館にもないゴヤやターナーを初め印象派の数々の作品を見て驚きました。ジョルジュ・ラ・トゥールの『煙草を吸う男』も名品ですね。

さて今回の展覧会は、海外の有名美術館からの作品が数多く来ていますね。ルノワールの『ブ―ジヴァルのダンス』はボストン美術館で見たのですが、よく貸し出してくれたものだと思います。

ご紹介作品の中では、シスレーがいいですね。シスレーは私の好きな画家なのですが水辺の絵は、いつも心が和みます。

投稿: ケンスケ | 2013.11.20 11:47

to ケンスケさん
富士美のコレクションはじぇじぇじぇですね。
クルマで行くアクセスがわかりましたので、
これからいい展覧会があるときはでかけること
が多くなりそうです。

今回の印象派展にはモネとシスレーが多くでて
ます。シスレーをこんなにまとまってみたのは
はじめてです。いいのはありますよ。

投稿: いづつや | 2013.11.20 21:08

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