アートに乾杯! マイセン磁器の魅力
先般BS日テレで放送された‘マイセン磁器の誕生物語’に京都花鳥館という美術館がでてきた。京都へ何十回と行っているわけではないので街の西東に何があるかすぐにはイメージできないが、この美術館がある場所は西京区の西光寺の近く。このあたりはまだ足を踏み入れてない。
番組をみたあと、この花鳥館に俄然興味が湧いてきた。というのも、ここのマイセン磁器のコレクションに目を奪われたから。マイセンの有名な貼花装飾、スノーボールの花瓶や壺、食器セットなどがいくつもある。過去にマイセン磁器が展示されている美術館を訪問したりマイセン展を数度体験したから、スノーボールの美しさに目が少しばかり慣れている。でも、これほどの数は日本でお目にかかったことがない。
最近できたのかなと思っていたら、2006年に開館していた。2003年にマイセンを訪問し、磁器製作の実演をみせ商品の販売もするマイセン美術館に1時間くらいいたので、高級磁器マイセンにつけられているお値段がどのくらいのものかは一応頭に入っている。
これを勘案すると、花鳥館にあるマイセン磁器の価値は思わず唸ってしまうくらいの大きさになる。この美術館を設立した人は美術品に対する眼力があり、資金も十分にそなわったコレクターであることまちがいない。次に京都へ行く機会があったら、是非足を運んでみたい。
番組に登場したマイセン美の館長が手にしていたスノーボールのティーポットは2年前サントリー美で開催された‘マイセン磁器の300年’展に出品された。無数にくっつけられた小さな白い花弁と金色の輝きによりいちだんと存在感をますポットの丸いフォルムが今も目に焼きついている。
白の美しさが心を揺すぶるマイセン、ドイツは遠いので京都にあるスノーボールを追っかけようと思う。
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コメント
マイセン磁器ですか。
町田市立博物館でもやりましたね。その展覧会が大倉集古館に巡回したんですが、町田博物館は無料なのに、大倉は1000円取ると言う。公立と私立でも違いが著しい。
僕はマイセン磁器なら、是非庭園美術館が再開した時やって欲しいと思っているんですよ。
投稿: oki | 2013.11.14 00:02
to okiさん
大倉集古館のマイセン展はみてないですが、
05年に庭園美であったものは出かけました。
ですから、マイセン展はサントリーと庭園の
2回です。当面の狙いは京都の花鳥館にしま
した。
投稿: いづつや | 2013.11.14 00:51