ワールドシリーズ レッドソックス第4戦に勝ち2勝2敗タイ!
ワールドシリーズ第4戦はレッドソックスが地元カージナルスを4-2で破り、2勝2敗のタイにした。
今年のワールドシリーズは勝ったり敗けたりでおもしろい。昨日はレッドソックスが粘り強く追いつき勝ちムードだったが、最後3塁手の走塁妨害でカージナルスがサヨナラ勝ちした。レッドソックスは今日敗けると王手をかけられるので、どうしても勝ちたいところ。が、3回カージナルスに1点入れられ、ちょっと嫌なムード。
5回に主砲オルティスが右中間を破る2塁打を放った。これでカージナルスの先発リンは動揺した。四球を2つ続け、犠牲フライで点が入った。まだ塁にランナーが二人残っていたので逆転してほしかったがこの回は同点どまり。
6回のレッドソックスの3点は2アウトからの得点。野球のおもしろさが凝縮されていた。三番のペドロイアがヒットで出塁、リンは前の打席にガツーンとやられたオルティスに逃げまくって四球を与える。この逃げのピッチングが今日の試合の明暗を分けた。カージナルスのマシーニー監督は戦闘意欲を失った投手を投げさせるわけにはいかず、ここで交代。
迎えるバッターはゴームズ(左翼)、レッドソックスの選手は皆髭を大きく伸ばしているのでゴームズもナポリも同じような顔にみえる。ゴームズは打席でヘルメットを何度も被りなおしたりとにかくせわしない。一球々思いきりよく振るし、選球眼もよくボール球には手をださない。そして、レフトに殊勲の3ランホームラン。レッドソックスベンチは大騒ぎ。ゴームズはこのシリーズ初ヒットがホームランとなった。
これで一気に試合の流れはレッドソックスに、4回投げたバックホルツのあと2回2/3投げた左腕のドゥブロンがカージナルスの打者をよく抑えた。この好投も勝利に大きく貢献した。
7回裏カーペンターにヒットを打たれ1点失ったが、田沢が昨日打たれた3番のホリデーを狙い通りのセカンドゴロにしとめてピンチをしのいだ。田沢の150キロをこえるストレートは威力があり、精神的に強いところも頼もしい。この2点差を8回ラッキー、そして9回上原が守りきりゲームを終わらせた。
この勝利でレッドソックスに勢いがでてきた。その中心にドーンといるのがオルティス、今日は3安打。毎試合いいところで打っているのが心強い。明日レッドソックスが王手をかけてフェンウェイパークに戻るような気がするが、はたして?
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