関心のふくらむ大宮盆栽美術館!
盆栽の聖地、‘大宮盆栽町’を訪れる外国人観光客
本日NHKの夕方のローカルニュースをみていたら、大宮の盆栽の話がでてきた。盆栽のことは知らないに等しいのだが、大宮盆栽については今年4月‘イッピン’というBSプレミアムの番組がとりあげてくれたので、少しばかり情報が入っている。だから、このニュースにも敏感に反応した。
地方記者のレポートによると、大宮盆栽を海外にどんどん輸出していこうという動きが盆栽園にでてきて海外からのバイヤーが多くやってきているとのこと。盆栽は日本より海外で愛好家がどんどん増えており、番組に登場したヨーロッパのバイヤーは500万円の商談をまとめていた。盆栽の輸出を営んでいる会社の社長さんは3年後の輸出額目標は5億円をめざすといい、それは十分可能と語っている。
盆栽は今海外ではアニメや原宿のKAWAIIファッションなどとともに‘クールジャパン’を象徴する存在になっているらしい。われわれが思う以上に盆栽は大きな魅力を秘めているようだ。愛好家の目がだんだんこえてきて最近では値段のはるようなものにも注文が入るようになった。で、どこの盆栽園も輸出用の盆栽づくりに本格的に取組みはじめている。
2010年3月にさいたま市が運営する大宮盆栽美術館がオープンした。場所は盆栽園の隣。美術雑誌にこのことが載ったので、いつか出かけてみようと思った。でも、きっかけがなかなかつくれず、今だに実現してない。‘生きている芸術’といわれる盆栽だが、名品というものをじっくりみたことがない。この美術館にある五葉松の‘日暮し’とか‘青龍’のような見事な盆栽をみたら大感激しそう。
‘イッピン’には現代感覚の盆栽もいくつかでてきた。ピンクの花を咲かせた盆栽は青山の洋服店に飾ってあったもの。こういうアートフルな盆栽をみたときに湧き起こる感情は最新の生け花アートを楽しむのと似ている。まさに進化する盆栽といった感じ。
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