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2013.10.13

李在の‘琴高乗鯉図軸’と再会!

Img_0005          倪さんの‘漁庄秋せい図’(1355年)

Img_0002          李在の‘琴高乗鯉図軸’(明時代・15世紀)

Img_0003             雪舟の‘琴高仙人’

Img_0006     雪村の‘琴高・群仙図’(重文 京博)

東博で行われている‘京都展’をみたあと、東洋館へ足を運び特別展‘上海博物館 中国絵画の至宝’(10/1~11/24)を大急ぎでみた。

上海博の中国絵画コレクションは25年くらい前お目にかかった。東博だったかほかの美術館だったか忘れたが、絵画だけでなく陶磁器、仏像、工芸なども公開するいわゆる中国美術展として開催された。そのときチラシに載っている倪さん、李在、そして後期(10/29~11/24)に展示される王蒙の絵もやってきた。だから、この至宝展はサプライズ感の強い鑑賞というわけではない。

倪へいの‘漁庄秋せい図’は構図が印象深い。手前の土坡の上にすっきりとした木を数本大きく描き、そこに見る者の視線を集めそのあと川の向こうの裾野の広い山々へ誘う。この妙な遠近感がおもしろい。

絵の前に長くいたのは李在が描いた仙人が鯉に乗っている絵。これは水中から仙人が現れたところ。この琴高という仙人、あるとき龍の子をとってくるといって川のなかに潜っていった。弟子たちは身を清めて待っておれといわれたものだから、ずっと待機していた。そうすると仙人がド派手に現れた、なんと赤い鯉に乗って帰ってきた!

李在は中国に渡った雪舟(1420~1506)が影響を受けた画家。で、雪舟も琴高仙人を描いている。この絵は原画に較べインパクトがない。李在の絵よりもっとおもしろく描いたのが雪村。京博にある‘琴高・群仙図’とはじめて出会ったときは度肝を抜かれたという感じ。まるで西部劇にでてくるロデオのシーンをみているよう。鯉がこんなに仙人と相性よく描かれていると馬や牛以上に親しみを覚える。

こういう奇抜な絵を李在が描き、それを雪村がまたとびっきりおもしろい絵に仕上げた。絵画は時代を超えてコラボしわれわれを楽しませてくれる。

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