‘クリーブランド美展’の嬉しいオマケ アンリ・ルソー!
今年わが家はアンリ・ルソーイヤー、1月アメリカの美術館を訪問したとき幸運にも必見リストに載せていたルソー作品を8点もみることができた。そして、横浜美で開催された‘プーシキン美展’でも1点遭遇。これほど上手くいっていいのかと思うくらいの運の良さ。
この運は来年も続くことになった。10/9東京都美で‘ターナー展’を堪能したあと、いつものように他館が行う展覧会のチラシをざざっと手に入れた。そのひとつが来年1/15からはじまる‘クリーブランド美展 名画でたどる日本の美’(東博)、このチラシはすでにゲットしているものとは別ヴァージョン、そこに嬉しい作品がでていた。
なんとルソーの‘虎と水牛の戦い’、ええー、本当に?!‘特別出品’とある。この展覧会は日本画の里帰り展と思い、雪村の‘龍虎図’と対面するのを一番の楽しみにしていた。その楽しみに想定外のルソーが加わるのだからたまらない。この絵を含めて西洋絵画&中国の名品が10点あまり披露されるようだ。なんとも太っ腹なオマケ。
クリーブランド美自慢の西洋絵画コレクションは一度みる機会があったが、ここには‘夢の美術館’(拙ブログ12/5/23)でとりあげたようなすばらしい作品が残っている。そのためいつか現地へという思いは強い。その追っかけ画筆頭にしているルソーの絵がわざわざ日本に来てくれる。クリーブランド美、本当にエライ。
それにしてもアメリカの美術館はルソーのいい絵をコレクションしている。ジャングル画に絞ってあげてみると、
★‘虎と水牛の戦い’ クリーブランド美
★‘ライオンの食事’ メトロポリタン美
★‘陽気なおどけものたち’ フィラデルフィア美
★‘異国風景’ ノートン・サイモン美
★‘ゴリラとインディアンの戦い’ リッチモンド美
★‘夢’ MoMA
★‘虎に襲われる兵士’ バーンズ・コレクション
★‘熱帯の森を散歩する女’ バーンズ・コレクション
★‘不愉快な出会い’ バーンズ・コレクション
★‘猿のいる熱帯の森’ ワシントンナショナルギャラリー
★‘滝’ シカゴ美
★‘フランス共和国の女神’ ロサンゼルス郡立美
この12点のうち未見はクリーブランド、ノートン・サイモン、リッチモンド、シカゴ、ロサンゼルス郡立にあるもの。夢の追っかけはまだまだ続く。
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