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2013.10.26

‘江戸の値段’ 江戸っ子は湯屋通い!

Img_0002     鳥居清長の‘女湯’(1781~89年 川崎・砂子の里資料館)

Img        湯屋の2階でくつろぐ男たち

Img_0004      ‘江戸名所図屏風 湯屋’(江戸寛永期・1624~43年 出光美)

今週21日に放送されたBSTBSの‘江戸のススメ 江戸の値段’はとてもおもしろかった。江戸時代の物の値段が一体どのくらいだったのか、一般庶民の暮らしのなかでどんなことにお金を使っていたのか、現在の暮らしぶりと比較してみると興味深い実態がいくつも明らかになった。

番組にでてきた物やサービスの値段をざっとあげてみると、
★寄席  48文(約720円 1文は15円で計算)
★歌舞伎の桟敷席  35匁(56000円)
★浮世絵   20文(300円)

★おでん     4文(60円)
★そば一杯  16文(240円)
★ゆで卵    20文(300円)
★蒸し羊羹   213文(3200円)

★湯屋入浴料 大人8文(120円)
          子供6文(90円)
★髪結床   32文(480円)
★女髪結い 200文(3000円)

★草履     10文(150円)
★下駄    100文(1500円)
★煙草     4文(60円)

江戸の庶民は毎日のように湯屋に通った。仕事を終えた七つ半(午後5時)ころから混みはじめる。湯銭は8文が相場。湯屋の2階で脱衣するものはもう8文を茶代として払うことになっている。2階には囲碁、将棋などがおいてあって町内の男の一種の社交場になっていた。

また飲んだり食ったりもでき、寿司、菓子、煎餅などが売られ、膏薬とか歯磨粉といったものも手に入った。以前松山の道後温泉へ行ったとき、追加の料金を払うともう少しゆったり楽しめるようになっていたが、これは江戸の湯屋のやり方を踏襲したものだった。

湯屋の光景を描いた浮世絵としては鳥居清長の‘女湯’がしっかり心に刻まれている。もう一枚忘れならない絵がある。出光美が所蔵する‘江戸名所図’、ここに湯屋が描かれている。これは寛永年間(1624~43年)に大流行した蒸し風呂形式の湯屋。湯女という接客女がおり垢掻きから浴後の着替えまでサービスしてくれた。この湯女は遊女でもあるから、湯屋は吉原が一時的に衰退するほど繁盛した。

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