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2013.09.11

美術に魅せられて! 美術館で外国人を多くみるようになった?!

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先週出かけた‘竹内栖鳳展’(東近美)で強く印象づけられることがあった。日本人女性と外国人男性のカップルが横で作品をみており、女性が英語で男性に絵のことを説明している。それが別にうるさいわけでもないので、しばらくいくつかの作品をこの二人と入れ替わりながらみることになった。

日本画の展覧会をこれまで数多くみてきたが、このように外国人が熱心にみている光景に出くわすことはあまりない。竹内栖鳳は巨匠だが一般の美術ファンの知名度としては高くない画家。その回顧展が開かれる初日に外国人と一緒になるとは思ってもみなかった。この二人は円安のため増えた外国人観光客?それとも日本で暮らしている人?

2020年に東京で五輪が開催されることが決まったので、これから日本にやってくる外国人はどんどんふえてくることが予想される。政府は2020年に観光客が2000万人になることを目標として掲げている。今年が1000万人くらいだから、その倍。

ここ数年展覧会へ出かける回数がだいぶ減ったので、美術館で会う外国人美術ファンの数が傾向として増えているかどうかはわからない。例えば、東博にやって来る外国人観光客はかなり増えているのだろうか?特別展ではない本館で行っている総合文化展にはヨーロッパやアメリカからきた人をよくみるが、以前と比べて随分多くなったという感じでもない。でも、観光客が現在の2倍になると館内の風景が変わり、外国人の姿が目立つようになるかもしれない。

たぶんそういう時代が来ることを想定しているためだと思うが、東博でも東近美でも従来の展示方法や照明の当て方を大幅に改善し、作品が見やすく美術を心から楽しめる展示空間に変えている。で、今東博の漆器や刀のコーナーは見事な展示になっており、外国人が熱心にみている光景によく出くわす。そして、まだ訪問していない新東洋館でも展示の仕方がすごくよくなったらしい。

昨年から現代アートのビッグネームの回顧展が続いている。東近美の‘ポロック展’と‘ベーコン展’、そして、今年はウォーホルやリキテンスタインらの作品が並んだ‘アメリカン・ポップ・アート展’(国立新美)、3つの展覧会で目についたのがアメリカ人。来年森美で開催される‘ウォーホル展’にも相当数のアメリカ人やヨーロッパの人が押し寄せるにちがいない。

観光客の増加にともなって美術館にやって来る観客のグローバル化が進めば、その対応も必要になってくる。おもてなしの心で運営のできる美術館とできない美術館、どの美術館に外国人が集まるか、興味津々である。

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コメント

外国人と共に目立つのは、障碍者の方ですね。
耳が聴こえない人には手話で説明する同行者がいるし、知的障害の方も。
ただこの国まだいただけないのは、子連れで来て子どもが大きな声出したりすると、うるさいと怒鳴る馬鹿がいる。
子連れ鑑賞をしているお母様と知り合いなのですが、どうしても子どもを連れていくのが迷惑になるのではと、夫に預けたりするそうです。
いづつやさん、外国とかではどうですか?

投稿: oki | 2013.09.13 00:47

to okiさん
美術館で耳の聞こえない人が手話で会話するのを
みた記憶がありません。

子ども連れのお母さんは日本では少ないですね。
こういう人たちがもっといてもいいのですが、
日本では美術館は図書館みたいにシーンとしたところ
であるできという変な考えが美術館を運営する側に
も鑑賞する側にもはびこっていますから、こういう
人たちは増えないでしょうね。日本では欧米のよう
な楽しい美術館は無理でしょう。これはずっと変わ
らないと思います。

ヨーロッパでもアメリカでも赤ちゃんをベビーカー
にのせて館内をまわる若い夫婦をよくみかけます。
こういうのがいいですね。日本でも若い人は赤ちゃ
んを連れて展覧会に行けばいいですよ。赤ちゃんが
いつも泣いているわけではありませんから、まわりに
遠慮しなくていいです。

投稿: いづつや | 2013.09.13 11:32

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