パーフェクトピッチングを続ける上原!
大リーグは残り試合が20ゲームをきり、地区優勝、ワイルドカード獲得をめざして熾烈な戦いが繰り広げられている。そうしたなかポストシーズン(以下PC)に日本人選手は何人出場できるだろうか。
アリーグで優勝がほとんど決まっているのが東地区のレッドソックス。2位のレイズに9.5ゲーム離し独走態勢に入っている。今日もレイズ相手に勝利した。最後に登板するのが今や大リーグで一番のリリーフ投手になった上原、3人を簡単に打ち取り34人連続アウトを達成した。そして、26試合連続無失点。
38歳にして見事花を咲かせた上原、とにかくコントロールがずば抜けてよく、140キロ台のストレートと得意のフォークボールを低めて集めてポンポンストライクをとっていく。上原はテンポよく自分のペースで投げ込んでいくので打者はなかなかヒットを打てず、あっというまにフォークに空振り三振。まったく安定したピッチングで神がかっている感じ。
PSでは中地区のタイガースがリーグチャンピオンになりワールドシリーズに進出するのではないかと思っていたが、ここにきてレッドソックスが勝つ可能性がでてきた。前半いいピッチングをしていたバックホルツが怪我から復帰したことで投手陣の柱ができただけでなく、好調な打線により得点力が上がっている。そして、リリーフは絶対の守護神上原。ひょっとすると、またワールドチャンピオンになるかもしれない。
ダルビッシュのいるレンジャーズはナリーグの中地区で優勝を争っているパイレーツと地元で対戦しまさかに3連敗。これで首位のアスレチックスとの差は3ゲーム。終盤にきてこの調子だと優勝は難しい。2つあるワイルドカードを獲得するのが精いっぱいだろう。ダルビッシュはがんばっているが、残りの登板4回で勝つのは2回、14勝どまりか。
ワイルドカードでのPS進出を狙って最後の踏ん張りをみせているヤンキース、レッドソックスに3連敗したあと当面のライバルオリオールズに2勝1敗と勝ち越した。ワイルドカード獲得の可能性はまだ十分ある。黒田が残りの登板でいいピッチングをすること願っているが、勝てるのはあとひとつくらいか、そして、イチローはこのところ精彩を欠いている。打てないのは疲れがたまっているからだろう。ヤンキースのPSはやはりないと思う。
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