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2013.08.18

アートに乾杯! 海で働く女

Img_0003     葛飾北斎の‘百人一首乳母か絵とき’(1835年頃)

Img_0002     喜多川歌麿の‘鮑取り’(部分 1797~98年 ギメ美)

Img_0008          鳥居清長の‘汐汲み’(1783~84年 メトロポリタン美)

Img_0004     歌川広重の‘海苔採り’(1830~39年 ハンブルク美術工芸博)

NHKの‘あまちゃん’を毎週楽しくみている。今コメディはNHKが断トツにいい。‘サラリーマンネオ’に続いて‘あまちゃん’も大ヒット。天野アキが連発する‘じぇじぇじぇ’は今年の流行大賞に林先生の‘やるのは今でしょう!’と一緒に選ばれる可能性が大。

ドラマの舞台となった岩手北三陸に位置する久慈市には観光客がどっと押し寄せ、現役の海女さんたちの実演パフォ-マンスが大ウケらしい。浮世絵版画にも鮑をとる海女の絵がある。葛飾北斎(1760~1849)の絵は海のなかに3人、岩の上に3人海女が描かfれており、左の海女は大きな鮑を手にしている。北斎はどこの海で海女たちの仕事をみたのだろうか。

喜多川歌麿(1753~1806)の‘鮑取り’も傑作の一枚。3枚続のワイド画面で画像は真ん中と左の2枚。今日の素潜りは終わったところで、母親は子どもに乳をやっている。‘ああー、疲れた。でも、鮑は沢山取れたから気分よく家に帰れるわ、辰吉ちゃん’。歌麿の風俗画には一枚々物語がある。

6年前千葉市美で大規模な‘鳥居清長展’が開催され、浮世絵コレクションで定評のある世界中の美術館から鳥居清長(1752~1815)の名品がやってきた。そのなかに品のいい二人の女性が汐汲みをする作品があった。これは古典のテーマ‘松風村雨’を題材としており、二人は須磨に流された在原行平が寵愛した汐汲みの海女の姉妹、松風と村雨。画面の上から垂れている松の枝の配置がじつにいい。

歌川広重(1797~1858)の‘海苔採り’は肩の力が自然とぬける絵。これは新年の祝いに贈られた摺物で裕福な浮世絵通の注文により制作された特別な版画。

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