わくわくワールドツアー! クロアチア プリトゥヴィツェ湖群国立公園
2年前、BSプレミアムで放送された‘世界遺産 一万年の叙事詩’(90分、9集)を熱心にみた。1回々収穫の多い番組だったが、その最終回にとても美しい景観がでてきた。1979年世界遺産に登録されたクロアチアのプリトゥヴィツェ湖群国立公園。以来その映像が目に焼きついていたが、嬉しいことに先月BS日テレの‘絶景 世界自然’が詳しくとりあげてくれた。
クロアチアの首都ザクレブヘの飛行ルートはまずウイーンへ飛びここで乗り換えてザグレブへ入る。約14時間だそうだ。そして、プリトゥヴィツェまではさらに南下しクルマで3時間。人口428万人のクロアチアの主要産業は観光らしい。年間900万人もの観光客が世界中からやって来るとのこと、このうちプリトゥヴィツェ湖群公立公園にでかける人々は80万人。公園の広さは琵琶湖の半分くらい。
この世界遺産でとても惹きつけられるのは階段状になった湖とみているだけで涼しくなる多くの滝。湖は大小16,、滝は92あるという。いくつものトレッキングコースが用意されていて下流から上流までは歩いて3時間、湖のなかには遊覧船から景観を楽しめるところもある。
青く輝く湖の色がびっくりするほど美しいが、その透明度に目を奪われる。そして、湖はおもしろいことに階段状になってできている。上の湖の水は滝となって下の湖へと落ちていく、その水の流れはまた下の湖にたまりまた滝に変わり流れ落ちていく。
ここの地層は石灰層でできており、藻や水におちた木やバクテリアに炭酸カルシウムが付着しそれが堆積して石灰華が形成される。この岩や大木に少しづつ堆積した石灰華が何千年もかけて巨大化し、水をせき止め棚状の湖が生まれた。トルコのパムッカレで石灰質の棚をみたことがあるが、ここの湖も形成の仕方は同じこと。
多くの滝が流れ落ちる景観は心を大きく揺るがす。一度みてみたい!
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