ダーウィンが来た!‘大研究 昆虫王者 カブトムシ&クワガタ’
日曜の夜7時半に放送されるNHKの動物番組‘ダーウィンが来た!’は毎週欠かさずみている。チャンネルの主導権を握っているのは隣の方。とにかく長年の動物番組ファンだから、目の輝きが違う。その影響で鳥でも哺乳類でも生き物の生態の話がだいぶインプットされてきた。
昨日とりあげられたのは昆虫の王者カブトムシとクワガタ。夏休み中の子どもたちには大人気の昆虫だから、この時期定番のように特集される。といっても、過去見たものは記憶にとどまってないから、また登場したかと思っても情報はとても新鮮。
おもしろかった映像は夜雑木林を飛ぶカブトムシ、立った姿勢で飛んでいる。カブトムシはこんな飛び方をしていたのか!小さい頃このような姿のカブトムシを目にしたかもしれないが、大昔のことだから見たという実感がまったくない。
一方クワガタ、ノコギリクワガタがでてきた。クワガタの場合、ギザギザの刃を連想させる鋭いものはツノとはいわず、大アゴと呼ぶらしい。口の一部が変化したのでそう呼ばれている。ツノとばかり思っていたが、そうだったのか!この大アゴを指でつついて遊んでいたりすると、がぶっとやられて血がでることがよくあった。何度も痛い目にあっているのにこれがやめられない。
近くに住んでいた友人に大きなクワガタを誇らしげに見せびらかすクワガタ採りの達人がいた。一度誘われて達人が秘密にしている雑木林へ一緒にでかけた。朝の五時半、スズメバチが飛び交ったりしてちょっと怖かったが、あとをついて憧れのクワガタとの遭遇を夢見た。果たして、達人がもっている自慢のクワガタとまではいかなかったが、そこそこカッコしいクワガタをゲットすることができた。遊びにもハイリスク、ハイリターンの法則は当てはまる。その日は一日中有頂天だった。
手元の美術本に喜多川歌麿が描いた狂歌絵本‘画本虫撰’の全図(上巻八図、下巻七図)が載っている。この下巻にカブトムシがでてくる。若冲のカブトムシより歌麿のほうが生き生き感があり、つい手をのばしたくなる。本物の狂歌絵本をいつかみてみたい。
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