ニューヨークのパブリックアート!
パークアベニューにある‘エンパイア・ステート・ビル’(2013年)
ウオール街にあるイサム・ノグチの‘レッド・キューブ’(1968年)
ブリーカー・ストリートにあるピカソの‘シルベットの胸像’(1967年)
本日8時から放送されたBS朝日の‘木梨憲武 アートって何だ!’を楽しく見た。これは1ヶ月くらい前に放送された憲武のニューヨークアートめぐりの続編、パブリックアートが沢山でてきた。
NYの街を自分の足で歩いた範囲はごく限られているので、パブリックアートが置かれている場所のイメージがわいてこないのがもどかしいが、作品がもっている形や表現のおもしろさには大いに刺激される。セントラルパークのなかを気軽に歩いたことがまだない。ここにある‘ユナイテッドエメニー’というタイトルのついた人物彫刻はドーミエの風刺画にでてくる人物の感じ、こんなおもしろいオブジェがあったとは!
5番街から東へ2つ行ったパークアベニューに高層ビルをモチーフにした野外アート作品がいくつもでてきた。もっとも興味をおぼえたのがキューバ人アーティストが今年制作した‘エンパイア・ステート・ビル’、このNYのシンボルを消防車の横にぐるぐる巻きにされているホースのように表現する発想がユニーク、ほかにもクライスラービルが蛇がとぐろをまくみたいに変容していた。
作品は8ヶ月ごとに展示替えになるようだが、ここには奈良美智や村上隆の作品も設置されたという。へえー!こうしてNYのアートゾーンにしっかり根をはっているのだから、二人はコレクターや美術ファンの間ではヤヨイ・クサマとともに現代日本アートのシンボル的な存在になっているにちがいない。以前村上隆のオブジェがグランドセントラル駅に飾ってあるという話を聞いたことがあるが、今もあるのだろうか?
いつかみたいと思っていたイサム・ノグチの‘レッド・キューブ’が登場した。場所はウオール街、HSBC銀行の前、このあたりは1月のNY観光のときバスのなかからみたが、残念ながら‘レッド・キューブ’はとらえられなかった。これで次回しっかりみる心の準備ができた。
キースへリングのプールの周りの壁に描かれた作品やピカソのコンクリートでできた彫刻がある場所はまったくわかならいが、運よく情報を得たのでいつか本物の前に立ってみたい。
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